ウィーン国立歌劇場~ワーグナー:ジークフリートの冒険(三澤洋史編)&妖精(フロロス編)DVDで同時リリース
ウィーン国立歌劇場~子供のためのオペラ・シリーズ
ウィーン国立歌劇場によるワーグナー:ジークフリートの冒険(三澤洋史編)DVDでリリース
2004年、新国立劇場が子供のために「指環」を再構成し上演したところ大好評で、ウィーン国立歌劇場でも2007年に上演されました。その後、チューリヒ歌劇場でも上演され2008年にはウィーン版が新国で凱旋公演されました。ヴォータンが身勝手に他人の黄金を奪ったり、ジークムントとジークリンデの近親相姦やジークフリートが殺されるといった人間不信に陥る要素は排除され、最後にヴォータン、ファフナー、ラインの乙女、ローゲ、森の小鳥、ジークフリート、ブリュンヒルデが手を繋いでみんな仲良く「愛の救済」の動機を合唱します。これはこれでなかなか感動的で子供たちだけでなく大人にも楽しめるDVDです。編曲者の三澤洋史氏は新国立劇場合唱団の合唱指揮者で、最近の新国の合唱団の評判の高さは氏の指導によるものでしょう。15時間の楽劇を1時間あまりにまとめあげたご苦労に頭が下がります。(キングインターナショナル)
【収録作品】
ワーグナー:ジークフリートの冒険~子供のための「ニーベルングの指環」
(三澤洋史:編曲、マティアス・フォン・シュテークマン:脚色)
【演奏】
イェンドリク・シュプリンガー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の14人の奏者
森の小鳥:ダニエラ・ファリー
ブリュンヒルデ:イルディコ・ライモンディ
ジークフリート:ヘルヴィヒ・ペコラーロ
ヴォータン:アードリアーン・エレート
ファフナー:ヤーヌス・モナルハ
ヘルミヴィーゲ、ヴォークリンデ:テオドラ・ゲオルギュ
ヴァルトラウテ、ヴェルグンデ:ゾフィー・マリレイ
ロースヴァイゼ、フロースヒルデ:ゾルヤナ・クシュプラー
ローゲ:クリスティアン・ヘルデン
【仕様】
STEREO/Surround 5.1/16:9/ドイツ語歌唱/字幕:独、英、仏/68' 35"/リージョンAll/NTSC
同時発売。ワーグナーの最初の音楽劇『妖精』の子供用翻案版
20歳の青年ワーグナーの、完全な形で今に残る最初の音楽劇を子供用に翻案した舞台のDVD化。トラモント王国の王子アーリンダルが狩りに出かけ、牝鹿を追い詰め矢で射たところ牝鹿は美しい妖精アーダに変身する。アーリンダルとアーダは2 児をもうけ幸せに暮らす。その後、いろいろごちゃごちゃがありはするものの最後はめでたしめでたしのメルヘン。子供むけとはいえ、映像で観られるのは貴重。ワグネリアン必見です。
【収録作品】
ワーグナー:「妖精」
(マルク-オーレル・フロロス編曲、ダニエラ・バウマン脚色)
【演奏】
キャスリーン・ケリー(指揮)
ウィーン国立歌劇場メンバー(五重奏、Pf,Hp,Perc,Hrn,Cl)
ヴァウト・ケッケン演出、アグネス・ハズン装置、カルメン・ヴァン・ヒヴェルゼール衣装、ヴィクトリア・ケルン撮影
妖精の王:ゾリン・コリバン(Bs)
アーダ 妖精:ダニエラ・ファッリー(Sp)
ツェーミナ 妖精:ドンナ・エッレン(Sp)
ファルツァーナ 妖精:モニカ・ボーイネック(Ms)
アーリンダル トラモント王国の王子:ジェルジィ・ネーメツ(Tn)
ローラ アーリンダルの妹:カロリーネ・ウェンボーン(Sp)
グンター トラモント王国の廷臣:ミカエル・ロイダー(Tn)
ゲールノート アーリンダルに使える狩人:ハンス・ペーター・カメラー(Br)
ハラルト アーリンダルの将軍:ゾリン・コリバン(Bs)
2012 年 ウィーン国立歌劇場にて
【仕様】
STEREO/16:9/ドイツ語歌唱/字幕:独、英/47' 36"/リージョンAll/NTSC
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年02月19日 16:30