作曲者本人が朗読版用のため1967年に補完録音した『兵士の物語』全曲が日本初登場! 語りは石丸幹二
「一つの幸せが 幸せのすべて。二つの幸せを求めれば 幸せは逃げてしまう。」
石丸幹二が満を持して取り組む「兵士の物語」、遂に登場!
ストラヴィンスキー:兵士の物語(全曲)
石丸幹二(語り)イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル
ストラヴィンスキーは1961年に自作の『兵士の物語』組曲を録音しましたが、1967年に朗読版用全曲のために約4分間の補完録音をしていたことは長く忘れられていました。2006年に米ソニーのプロデューサーがこの部分を発見し、2007年に初めて『兵士の物語』全曲の形でリリース(英語版:語りはジェレミー・アイアンズ)。2015年、東京藝術大学音楽学部声楽科卒の俳優、歌手の石丸幹二による語りで初めて日本版全曲が登場します。
英語版の日本語訳をベースとしたテキストは、語り手、兵士、悪魔、王女の4役を一人で演じるものですが、既に実演で『兵士の物語』を幾度となく演じてきた石丸幹二の多彩かつ安定した語りは素晴らしく、ストラヴィンスキーの音楽と、この寓意に満ちた物語の気分を見事に融合させています。われわれ日本人の聴き手に、この傑作の魅力を最もストレートに届けてくれる名CDの登場と言えるでしょう。
(タワーレコード)
20世紀を代表する作曲家ストラヴィンスキーが1918年に発表した寓意に満ちた名作「兵士の物語」。兵士と悪魔のやりとりから始まる数奇な運命の物語を、実力・人気とも抜群の石丸幹二の語りでその魅力に迫ります。演奏は作曲家ストラヴィンスキー本人がタクトを取り録音した1961年の組曲盤に、朗読版用として1967年に新たに追加録音された音源で構成された全曲盤。石丸幹二は、フリー転身後の2009年よりさまざまな演出家のもとでこの作品に取り組んできましたが、満を持して取り組む石丸版「兵士の物語」、遂に登場。
(ソニーミュージック)
【収録曲】
ストラヴィンスキー:兵士の物語(全曲)
石丸幹二(語り)イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル
原作=アファナシェフ
脚本=シャルル・フェルディナン・ラミューズ
日本語版翻訳=西久美子
録音:1961年2月10&13日、1967年1月24日
語りの録音:2015年1月9日
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲(1947年改訂版)
ロバート・クラフト指揮 コロンビア・シンフォニー・ウィンズ&ブラス
録音:1966年10月11日録音
石丸幹二
1965年生まれ。東京藝術大学音楽学部声楽科卒。1990年、ミュージカル「オペラ座の怪人」ラウル子爵役でデビュー。舞台を中心に活動し、2008年に「白洲次郎」(NHK)で映像分野に、2010年にはソロアルバム「kanji ishimaru」で音楽分野に進出する。主な出演作:舞台/「ジキル&ハイド」「兵士の物語」。映像/「半沢直樹」「時をかける少女」。音楽/「Love Songs」。今後は、舞台/「ライムライト」(7-8月東京・大阪・名古屋・福岡・新潟・長野など)、映像/NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、音楽/「ペールギュント」(4月)、CM/ハウスウェルネスフーズ「ウコンの力」、Canon「PIXUS」。
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年04月14日 13:00