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フランス国立視聴覚研究所提供! オークレール最後の演奏会、コーガン、グリュミオーのライヴ

オークレール、コーガン、グリュミオー

驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ"Belle ame(ベルアーム)"の新譜はオークレールの最後の演奏会となったサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番やコーガン晩年の名演のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、そしてグリュミオーのブラームスと貴重音源の宝庫です。

ミシェル・オークレール(1924~2005)
1924年、パリ生まれのヴァイオリニスト。パリ音楽院で名教授ジュール・ブーシュリに師事し、1943年、ロン=ティボー国際コンクールで優勝を飾った。その後、巨匠ジャック・ティボーにも薫陶を受け、ジネット・ヌヴー以来の天才女流ヴァイオリニストとして華々しく国際舞台で活躍した。しかし、1960年代前半には、左手の故障のため第一線の演奏活動から退き、その後は母校のパリ音楽院で後進の育成にあたっている。彼女の演奏活動は短い期間であったが、その洗練された表現の魅力は、不朽の名盤として残されている。(音楽出版社)

タワーレコード限定盤で発売中のミシェル・オークレールの名盤

「ヴァイオリン音楽コレクターの垂涎の的」(ジャン・マルク・ハラリ)と言われたLP初期の超貴重盤をオリジナル・ジャケット・デザインとともに復刻!
「J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集」(2枚組)
<CD1>
1-4 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ホ長調 BWV.1016
5-9 ヴァイオリン・ソナタ 第6番 ト長調 BWV.1019
10-13 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ロ短調 BWV.1014
<CD2>
1-4 ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ短調 BWV.1018
5-8 ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ハ短調 BWV.1017
9-12 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 BWV.1015
【演奏】
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
マリー=クレール・アラン(オルガン:ヘルファー=エルマン製、ドーヴィル)
【録音】
Recorded: XII. 1956 & I. 1957, Eglise, Deauville
CD制作:Warner Korea

ステレオ録音による協奏曲集。ブラームスの凄絶な名演はLPコレクターの間で語り草となっていたものです。
「ミシェル・オークレールの芸術」(3枚組)
【収録曲目】
<CD1>
1.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219
<CD2>
3.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
4.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
<CD3>
5.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
【演奏】
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
マルセル・クーロー(指揮)シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団(1,2)
ロベルト・ワーグナー(指揮)インスブルック交響楽団(3,4)
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)ウィーン交響楽団(5)
【録音】
1958年9月 ウィーン(5)、1961年12月 シュトゥットガルト(1,2)、1963年2月 インスブルック(3,4)
CD制作:ユニバーサルミュージック合同会社

「コーガンのベートーヴェンの協奏曲はこれまでに1957年(ヴァンデルノート)、1958年(コンドラシン)、1959年(シルヴェストリ)、1962年(コンドラシン)、1968年(スヴェトラーノフ)、1981年(P.コーガン)、録音年不詳(P.コーガン、ライヴ)、以上7種類が存在することになる。(中略)コーガンというと固い、冷たい演奏をする人のように思われている。だが、今回発掘されたライヴの、なんという柔らかく慎ましい演奏であることか。(中略)オークレールのバルトークは2曲とも正規録音はなかったが、ラプソディのみ別演奏がひとあし先に出ている(1967年11月)。精緻に、先鋭に磨きあげるのがバルトーク演奏の定石ではあるが、それだけではなく、かぐわしい色彩や瑞々しい抒情もバルトークには必要なのだということを、オークレールは示しているように感じられる。(中略)オークレールのサン=サーンスもまた正規録音は存在しないため、今回のステレオ・ライヴはファンには大きな贈り物だ。演奏は素晴らしい。ほどよい揺れをともなった独特の歌い回しにより、明るくしゃれた味わいを存分に醸し出しており、この協奏曲には忘れられない演奏のひとつとなった。(中略)最後はグリュミオーだ。曲が異なるとはいえ、コーガンのベートーヴェンと比較すると、両者の違いがいっそう明瞭に聴き取れる。落ち着いたたたずまいのコーガンに対し、グリュミオーはひばりのさえずりのように惜しみなくその美音を放射している。大きく速いヴィブラート、全体的に高めにとる音程もグリュミオーらしい。」
以上、平林直哉 ライナーノーツより
(キングインターナショナル)

『コーガン、オークレール、グリュミオー名演集』

【収録曲目】
<CD1>
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV 1004よりサラバンド(アンコール)

レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、フランス放送ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ)

バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.87、ルーマニア民俗舞曲

ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジャン=クロード・アンブロジーニ(ピアノ)
セッション録音:1968年7月5日/シャンゼリゼ劇場(モノラル)

<CD2>
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 Op.61

ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ロジェ・アルバン(指揮)、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1970年6月27日/ストラスブール

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77

アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立管弦楽団
ライヴ録音:1969年3月12日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年06月19日 15:30