初ブルーレイ化多数&廉価盤!クライバー“カルメン”、ゲルギエフ“戦争と平和”など10タイトル
初ブルーレイ化!クライバー48歳の颯爽たる指揮&豪華キャスト
ビゼー:歌劇「カルメン」4幕
【演奏】
カルメン…エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)/ドン・ホセ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/エスカミーリョ…ユーリ・マズロク(バリトン)/ミカエラ…イソベル・ブキャナン(ソプラノ)/フラスキータ…チェリル・カンフシュ(ソプラノ)/メルセデス…アクセル・ガル(メゾ・ソプラノ) 他/ウィーン少年合唱団/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/カルロス・クライバー(指揮)/フランコ・ゼッフィレッリ(演出・装置・衣装)
【収録】
1978年12月 ウィーン国立歌劇場 ライヴ/収録時間:154分/音声:ステレオ2.0/仏語(オリジナル)/字幕:仏, 英, 独, 伊, 西, 中/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
1978年に収録されたこのウィーン国立歌劇場でのプレミエ公演です。厳選されたレパートリーを大切にしていたクライバー。彼によるオペラ全曲の記録はたった7演目のみでしたが、それらはどれも「人類の音楽的遺産」として高く評価されるものばかりです。この「カルメン」はクライバー48歳のときの演奏で、ドミンゴをはじめとした豪華なキャストもさることながら、何よりクライバー自身のしなやかな音楽性と存在感が楽しめるもの。ゼッフィレッリのオーソドックスな演出も含め、全ての音楽を愛する人必携の1枚です。
初ブルーレイ化!逝去したカラヤンのプロダクションを引き継いだショルティの名演
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」3幕
【演奏】
グスタフ3世(リッカルド)…プラシド・ドミンゴ(テノール)/アンカーストレーム伯爵(レナート)…レオ・ヌッチ(バリトン)/アメリア…ジョセフィン・バーストウ(ソプラノ)/オスカル…スミ・ヨー(ソプラノ)/ウルリカ…フローレンス・クィヴァー(メゾ・ソプラノ)/クリスティアーノ(シルヴァーノ)…ジャン=リュック・シェニョー(バリトン)/ホーン伯爵(トム)…ゴラン・シミック(バス)/リッビング伯爵(サムエル)…クルト・リドル(バス) 他/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ゲオルク・ショルティ(指揮)/ジョン・シュレシンジャー(演出)/ウィリアム・ダドリー(装置)/ルチアーナ・アッリーギ(衣装)/ブライアン・ラージ(映像ディレクター)
【収録】
1990年 ザルツブルク音楽祭 ライヴ/収録時間:145分/音声:ステレオ2.0/伊(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西, 中/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
偉大なる指揮者カラヤンは、亡くなる前日の7月15日、その年のザルツブルク音楽祭でプレミエを迎える「仮面舞踏会」のリハーサルを行っていました。しかし彼の突然の逝去によりこの公演は実現することはありませんでした。これを引き継いだのがゲオルク・ショルティ。ショルティは豪華な歌手陣もそのまま引き継ぎ、1週間で全曲を仕上げ、見事に上演したのでした。映像となっているのはその翌年に再演されたものですが、もともとのカラヤンの理念に、ショルティのパワフルさが加味された素晴らしい演奏となっています。
初ブルーレイ化!ヴェルディ没後100年を彩ったムーティ&ドミンゴの歴史的舞台
ヴェルディ:歌劇「オテロ」4幕
【演奏】
オテロ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/イアーゴ…レオ・ヌッチ(バリトン)/カッシオ…チェーザレ・カターニ(テノール)/ロデリーゴ…アントネッロ・チェロン(テノール)/デズデモーナ…バルバラ・フリットリ(ソプラノ) 他/ミラノ・スカラ座管弦楽団/リッカルド・ムーティ(指揮)/グレアム・ヴィック(演出)
【収録】
2001年 ミラノ・スカラ座 ライヴ/収録時間:140分/音声:<BD>ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西, 中/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
2001年“ヴェルディ(1813-1901)没後100年”にあたるスカラ座シーズン幕開けを飾った魅力的な舞台の記録です。この歌劇に初挑戦のムーティの指揮もさることながら、当代最高のオテロ役であるドミンゴの歌唱、若々しいフリットリのデズデモーナ、芸達者なレオ・ヌッチと配役も万全です。またグレアム・ヴィックの演出は壮麗で極めて美しいもの。まさに「歴史的名演」の記録です。近年注目を集めるパリ初演版(1894年…バレエは除く)が採用されています。
初ブルーレイ化!シノーポリ&ブルゾンの1987年ライヴ
ヴェルディ:歌劇「マクベス」4幕
【演奏】
マクベス…レナート・ブルゾン(バリトン)/マクベス夫人…マーラ・ザンピエーリ(ソプラノ)/バンクォー…ジェームズ・モリス(バス)/マクダフ…デニス・オニール(テノール)/ダンカン…ゲッツ・ローゼ 他/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団/ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)/ルカ・ロンコーニ(演出)
【収録】
1987年 ベルリン・ドイツ・オペラ ライヴ/収録時間:150分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
当時のイタリアでは全く人気がなかったとされる、この「マクベス」ですが、ヴェルディ(1813-1901)はこの戯曲を「人類が創造した最も偉大な悲劇」と評し、一時は自ら散文で台本を書き起こしたほどでした。結局はピアーヴェが台本を整えますが、ヴェルディはその出来に満足せず、何度も修正させるほどに入れ込んでいたといいます。そんな「マクベス」、上演に当たってはマクベスとマクベス夫人に「強烈な個性を持つ歌手」を据えることが大切です。この舞台では、芸達者なブルゾンはもちろんのこと、「マクベス夫人」役のザンピエーリの存在感こそが重要です。シノーポリの指揮による粘りつくような濃厚な響きと相俟って、毒を吐き続ける彼女の歌。暗めの舞台とともに、強烈な印象を残すことは間違いありません。
ブルーレイ初単売!マゼール&キアーラ、パヴァロッティら豪華キャストによる壮麗な名演
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」4幕
【演奏】
アイーダ…マリア・キアーラ(ソプラノ)/ラダメス…ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)/アムネリス…ゲーナ・ディミトローヴァ(メゾ・ソプラノ)/アモナズロ…ファン・ポンス(バリトン)/ランフィス…ニコライ・ギャウロフ(バス)/エジプト王…パータ・ブルチュラーゼ(バス) 他/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/ロリン・マゼール(指揮)/ルカ・ロンコーニ(演出)
【収録】1985年12月 ミラノ・スカラ座 ライヴ/収録時間:160分/音声: <BD>ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:英, 独, 仏, 西, 蘭/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
エジプトを舞台とした壮大なオペラ「アイーダ」は、1871年にカイロで初演後、世界中で人気となり、現代でも“ヴェルディ(1813-1901)屈指の名作”として人々に愛され続けています。この1985年のスカラ座ライヴは、当時大評判となった上演で、日本でもNHKで放映され人々の心を熱くさせたものです。輝く美声と朴訥な演技が魅力のパヴァロッティのラダメス、強靭な声を持つキアーラのアイーダ、そこにぴりりとしたアクセントを加えるディミトローヴァのアムネリス。とキャストも万全。もちろんマゼールによる大きくうねる音楽も魅力的です。ロンコーニの細かいところにも手が届くような演出も素晴らしい。一度は見ておきたい伝説の「アイーダ」です。
ブルーレイ初単売!マゼール&マルトン、リッチャレッリ、カレーラス夢の競演
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」3幕
【演奏】
トゥーランドット…エヴァ・マルトン(ソプラノ)/カラフ王子…ホセ・カレーラス(テノール)/リュー…カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)/中国皇帝アルトゥーム…ヴァルデマール・クメント(テノール) 他/ウィーン少年合唱団/ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/ロリン・マゼール(指揮)/ハロルド・プリンス(演出)
【収録】
1983年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ/収録時間:139分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
男を信じることができない美貌の姫と、彼女を我が物にせんと挑む他国の王子、彼を慕う若い娘。この3人を巡る幻想的な物語は、朝までに結末を迎えるのだろうか……。いつものように、説得力たっぷりのマゼールの指揮棒が奏でるウィーン国立歌劇場の芳醇な音。ハンガリーのベテラン・ソプラノ、マルトンの圧倒的な歌唱と、清純なリューを歌うリッチャレッリの叙情性、そして当時絶頂期のカレーラスの輝かしい美声。魅惑的で幻想的な舞台とともに、永遠に語り継がれる名演です。
初ブルーレイ化!ドミンゴとマルトンによる歴史的な名唱
ポンキエッリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」4幕
【演奏】
エンツォ・グリマルド…プラシド・ドミンゴ(テノール)/ジョコンダ…エヴァ・マルトン(ソプラノ)/バルナバ…マッテオ・マヌグエラ(バリトン)/ラウラ・アドルノ…ルドミラ・センチュク(メゾ・ソプラノ)/アルヴィーゼ・パドエーロ…クルト・リドル(バス)/ラ・チエカ…マルガリータ・リローワ(コントラルト) 他/ウィーン国立歌劇場バレエ団/ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/アダム・フィッシャー(指揮)/フィリッポ・サンジュスト(演出)
【収録】
1986年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ/収録時間:169分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
あの愛らしいバレエ音楽「時の踊り」のみが知られているポンキエッリ(1834-1886)の歌劇「ジョコンダ=陽気な女」。しかし、この物語の内容はあまり知られていません。なぜならば上演の機会がとても少ないからです。この作品、ヒロインには特定の名前は与えられておらず、全ての出来事は彼女の周囲で起きるのみ。彼女が心惹かれた人エンツォは他の女性ラウラに思いを寄せており、また彼女に執拗にまとわりつく悪役バルナバは、振られた腹いせに復讐を企みます。エンツォへの怒り、そしてラウラへの嫉妬…これらを全て胸に収め、最後は自ら命を絶つことで全てに幕を下ろす彼女。確かに通常のヒロインとは違う宿命を背負わされた女性を、エヴァ・マルトンが強靭な声で演じるのです。ドミンゴ演じる一本気なエンツォもさることながら、バルナバ役で渋い魅力を放つマヌグエラからも目が離せません。アダム・フィッシャーの指揮棒から紡ぎだされるウィーン歌劇場管弦楽団の芳醇な音色も、この悲劇に花を添えています。
初ブルーレイ化!ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場による極め付け
プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」全2部13場
【演奏】
アンドレイ・ボルコンスキー公爵…アレクサンダー・ゲルガロフ(バリトン)/ナターシャ・ロストーヴァ…エレーナ・プロキナ(ソプラノ)/ミハイル・クトゥーゾフ公爵…ニコライ・オクホトニコフ(バス)/ピエール…ゲガム・グレゴリアン(テノール)/エレン・ベズーホワ…オルガ・ボロディナ(コントラルト)/マリア・ドミートリエヴナ・アフローシモア…イレーナ・ボガチョーヴァ(メゾ・ソプラノ)/ニコライ・ボルコンスキー公爵…ウラディミール・オグノヴェンコ(バス) 他/マリインスキー歌劇場管弦楽団&合唱団/マリインスキー歌劇場バレエ団/ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮)/グラハム・ヴィック(演出)/ティモシー・オブライエン(美術)/ヴァレンティナ・コモロワ(衣装)
【収録】
1991年 サンクトペテルブルグ マリインスキー劇場 ライヴ/収録時間:248分/音声:ステレオ2.0/露語(オリジナル)/字幕:英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
トルストイの小説を題材にした歌劇「戦争と平和」は、プロコフィエフ(1891-1953)が生涯の最後の12年間を捧げた、ライフワークとも言える畢生の大作です。登場人物の多さと場面転換の多さで、なかなか完璧な上演が難しい作品ですが、このゲルギエフ率いるマリインスキー(キーロフ)歌劇場管弦楽団と最高の歌手たちによる演奏は、極めてエキサイティングであり、また文句なしの素晴らしさを誇るものです。ロシアの平和と愛国心を強く訴えかける問題作をぜひこの機会に。
初ブルーレイ化!ムーティ、アライサ、バトルで大評判を呼んだ舞台の記録
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」2幕
【演奏】
フィオルディリージ…マーガレット・マーシャル(ソプラノ)/ドラベッラ…アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)/グリエルモ…ジェイムズ・モリス(バス)/フェルランド…フランシスコ・アライサ(テノール)/デスピーナ…キャスリーン・バトル(ソプラノ)/ドン・アルフォンソ…セスト・ブルスカンティーニ(バス) /ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/リッカルド・ムーティ(指揮)/ミヒャエル・ハンペ(演出)
【収録】
1983年8月、ザルツブルク祝祭小劇場 ライヴ/収録時間:188分/音声:ステレオ2.0/伊(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
1971年、リッカルド・ムーティがザルツブルク音楽祭でセンセーショナルなデビューを飾ったのが、この「コジ・ファン・トゥッテ」でした。それから12年を経たこの上演は、良い関係を築いているムーティとウィーン・フィルによる、ダイナミックかつしなやかな響きと、最高の歌手たちによる夢のようなアンサンブルを楽しめます。ハンペによる演出も、革新的な演出を好まないムーティにぴったりの夢幻的で美しいもの。初めてこの作品に触れる人にも安心してお勧めできる理想的な「コジ」と言えるでしょう。
初ブルーレイ化!カーセン演出の生々しい舞台&ピエチェンカ、キルヒシュラーガーの豪華歌手陣
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」3幕
【演奏】
元帥夫人マリー・テレーズ…アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)/オクタヴィアン…アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)/オックス男爵…フランツ・ハヴラタ(バス)/ゾフィー…ミア・パーション(ソプラノ) 他/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/セミヨン・ビシュコフ(指揮)/ロバート・カーセン(演出)
【収録】
2004年8月 ザルツブルク祝祭大劇場 ライヴ/収録時間:201分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1/独(オリジナル)/字幕:独, 英, 伊, 仏, 西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
ザルツブルクにおいて「ばらの騎士」の上演は根深い伝統を有しています。各々の演出家は、挙って革新的な演出を施すことで、この作品に新たな光を当てることを試みるのです。このロバート・カーセンの演出もかなり刺激的なもので、舞台を20世紀に移し、光と影を巧みに用いた上で戦時色を仄めかすもの。もちろん賛否両論を巻き起こしましたが、同時に多くの問題を提起しています。また、素晴らしい歌手たちの歌唱と、ビシュコフの指揮によるウィーン・フィルのこの上なく豊かな響きは、映像も不要なほどに完成されたものでもあります。
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年06月22日 17:45