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チャールズ・ミンガス&エリック・ドルフィー、1964年4月17日パリ音源が復活

Charles Mingus 、 Eric Dolphy


〈The Salle Wagram Concert Complete Edition〉チャールズ・ミンガス&エリック・ドルフィーの1964年ヨーロッパ・ツアーにおけるパリ公演の演奏が復活!先だって、その一日前のブレーメン公演の演奏が復活(『The Complete Bremen Concert』)して、大きく話題となりましたが、こちらも久々の登場です!

もともと「France’s Concert」と題されたシリーズなど、マイナー盤でしか出ていなかったものを Jazz Connection というレーベルが本作と同様の内容で出していたものの、入手困難になっていました。

この日の公演は、当初セクステットでの演奏の予定でしたが、ジョニー・コールが体調不良のために抜けて、途中からクインテット編成となって演奏されたことでも知られています。

ボーナス・トラック(CD2の3~9曲目)には、1958年のチコ・ハミルトン・クインテットのニュー・ポート・ジャズ・フェスティヴァルでの演奏を収録。エリック・ドルフィーのファンの方には、貴重な作品の復活です!

CD1、CD2(1-2) personnel
Charles Mingus (b), Eric Dolphy (as, fl, bcl), Clifford Jordan (ts), Johnny Coles(tp, on “So Long, Eric” only), Jaki Byard (p), Dannie Richmond (ds)
Salle Wagram, Paris, France, April 17, 1964.

BONUS TRACKS (CD2, 3-9) personnel
Thr Chico Hamilton Quintet with Eric Dolphy:
Eric Dolphy (fl, cl, saxes), Nathan Gershman (cello), John Pisano (el-g), Hal Gaylor (b), Chico Hamilton (ds).
Newport Jazz Festival, Newport, Rhode Island, July 4 (CD2, 3-6) & July 6 (CD2, 7-9), 1958.

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〈Charles Mingus & Eric Dolphy Sextet / The Complete Bremen Concert〉チャールズ・ミンガス&エリック・ドルフィーの1964年ヨーロッパ・ツアーにおける超貴重なブレーメン公演の演奏が復活!

かつて Ingo や Unique といったマイナー・レーベルのレコードで発売されたのみになっていたものを2010年 JazzLips がCDとして発売。音質も向上しての発売は大きな話題になりましたが、ほどなくして廃盤になり、中古盤はCDにも関わらず、5ケタ代の(1万円を超える!!)値段で販売されていたました。今回の復活も非常に貴重なものとなります!

エリック・ドルフィーは、1964年6月24日短い生涯を閉じ、この音源はその2ヵ月前。また一連のヨーロッパ・ツアーは4月28日まで続きますが、トランペットのジョニー・コールズは体調不良のため、途中で帰国の途についており、本ベルリン公演は、このメンバーでは、ジョニー・コールズが全面的に参加した最後の公演でもあります。

Cornell Universityでの公演と同様ジャッキー・バイアードのソロで幕開け。ドルフィーはM3から登場。誰もが憧れながら、誰も真似することができない革新的で自由な演奏を見せた唯一無二のドルフィーは、この日も素晴らしい演奏をみせてくれています。

タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2015年08月13日 20:04