カタルーニャから現れた若き女性SSWジェンマ・ウメット
多くの良心的リスナーが2015年の年間ベストに挙げた、カタルーニャから現れた若き女性シンガー・ソングライターの話題のデビューアルバムが正規国内盤としてリリース!カタルーニャ音楽の伝統と、汎地中海的なおおらかさを内包したセンチメンタルなメロディ、可憐で母性的な芯の強さを感じさせる歌声は、まるで柔らかな陽光とそよ風を運んでくるように、胸に沁みわたります。
1988年生まれの若き女性シンガー・ソングライター、ジェンマ・ウメット。20代前半からトティ・ソレールやトニ・シュクラなどカタルーニャを代表する音楽家のコンサートや作品に歌手としてフィーチャーされ、次世代を担う才能として注目されてきた彼女が、満を持して発表したデビュー・アルバム。
アレンジ/プロデュースを務めたのは、カタルーニャ音楽学校(ESMUC)でのジェンマの学友で、これも将来を嘱望される若手ギタリスト/コンポーザーのパウ・フィゲレス。
クラシックとフラメンコをハイブリッドしたフィゲレスのガット・ギターの伴奏をメインに、ピアノ、ベース、ドラム/パーカッション、曲により弦楽四重奏や管楽器を導入したアコースティック編成。しかし随所に施されたゆらぐエレキ・ギターや、ジャズ、ブラジルから現代音楽までを取り入れ、工夫を凝らしたアレンジが絶妙なニュアンスを添えています。
掲載: 2016年02月15日 14:08