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古楽の雄ヘレヴェッヘ、ストラヴィンスキーを振る~後期合唱作品集

古楽の雄ヘレヴェッヘ、ストラヴィンスキーを振る~晩期合唱作品集

先日も鈴木雅明がストラヴィンスキーを取り上げ話題となったばかりですが、ヘレヴェッヘも近代のカテゴラリーに登場です。ストラヴィンスキーの後期に書かれた合唱曲は、ルネサンス時代の音楽にセリー主義を当てはめたりと、古楽的要素も多分に含まれます。
かねてからストラヴィンスキーには深い思い入れをみせてきたというヘレヴェッヘ、今回は「詩編交響曲」などよりもさらに新しい後期の作品に焦点を定め、最前線のセリー理論やルネサンス様式へのあざやかな適性のもと繰り出されてきた重要作品3編を、きわめて明晰なタクトで名手たちとともに解き明かしています。
(マーキュリー)

【曲目】
1.讃歌「白鳩が、雲間を割って降(くだ)り」~無伴奏合唱のための(1962)
2.トレニ:預言者イェレミアの哀歌に等しく~独唱、合唱と管弦楽のための(1958)
3.レクィエム・カンティクル~独唱、合唱と管弦楽のための(1965~66)
4.平安を、神よ ~無伴奏合唱のための(1957)
(カルロ・ジェズアルド(1566~1613)の作品による『三つの聖唱歌』より)
【演奏】
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
ベルギー王立フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
クリスティーナ・ランズハマー(ソプラノ)
エヴァ・ヴォラク(アルト)
マクシミリアン・シュミット、マグヌス・スタヴラン(テノール)
フローリアン・ベッシュ、デイヴィッド・ソアー(バス)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年05月18日 13:00