イエローカード、バンド活動約20年の集大成となるラスト・アルバム
2003年にリリースされた4枚目のアルバム「Ocean Avenue」の世界的スマッシュヒット(アメリカ国内プラチナアルバム、ビルボードアルバムチャート最高23位)をきっかけに、パンク・ロック・シーンのビッグシングとなったアメリカ・フロリダ州出身YELLOWCARD。続く「Lights and Sounds」では同チャート最高5位、「Paper Walls」では13位を記録しその実力と人気を証明してみせた。日本においてもこれまでサマーソニック、フジロック・フェスティバルの出演を始め、Linkin Parkの来日ツアーサポートを務めるなど、絶大な人気を誇る。大きな衝撃と痛惜を残し、2008年に活動休止を発表。
その2年半後には活動再開を発表し、Hopeless Recordsへと移籍。自身7枚目のアルバムとなる「When You're Through Thinking, Say Yes」をリリース、瞬く間にシーンへの復活を遂げた!そして8枚目のフル・アルバム「Southern Air」はビルボードチャート10位を記録!2013年には6年ぶりとなるフジロック・フェスティバルに堂々のカムバック!そしてアメリカ最大ロックフェスツアーであるWarped Tourでは全公演メインステージで出演し、活動再開後から劣るどころか勢い、人気ともに上昇している。
そんなさなかに発表されたニューアルバムのリリースと、新曲ミュージックビデオの公開。そして同時に同作をもって約20年間にも及ぶバンド活動に終止符を打つというニュースに全世界の大勢のロックファンが惜しむ声をあげた。ここ日本でもTwitterでトレンドワードに入るほどその話題は大きく、公開された新曲”Rest In Peace"への評価も高い。それは解散を惜しむ多くのファンからの今作への期待値が高いことを証明しているかのようだ。彼らの全てを詰め込んだ今作は、セルフプロデュースで制作・セルフタイトルを付けて完成。間違いなく今後何十年と愛されてゆくであろう傑作であり、名盤となる作品である。