スザンヌ・チアーニ&ケイトリン・アウレリア・スミス、新旧の2大女性シンセサイザー夢のコラボ
映画/ゲーム音楽からニューエイジサウンドの先駆けとしても知られる電子音楽界の大御所スザンヌ・チアーニと、アニマル・コレクティヴとのコラボレーションなど成長著しいシンセサイザー奏者ケイトリン・アウレリア・スミスによる幻想的なオーシャンブルー・サウンド。
これほどまでに期待されるコラボレーションがシンセ界隈であっただろうか。コカ・コーラや大手のCMソングやスターウォーズなど多くの映画音楽に関わり5度のグラミー賞ノミネートを受けたスザンヌ・チアー二、2015年以降2枚のアルバムを発表しPitchforkを中心に多くのメディアや、アニマル・コレクティヴ/バトルスなどのアーティストから絶大な信頼と賞賛を受け現在最も注目されるシンセサイザー奏者ケイトリン・アウレリア・スミス。新旧の2大女性アーティストによるコラボレーションは必然的に行われた。偶然近所に住んでいた事で意気投合した二人は 太平洋が見渡せるスザンヌの自宅のリビングで、モジュラーシンセBuchla 200 EとBuchla Music Easelを自由に演奏。太平洋のゆったりとした波の様に漂うサウンドはこの瞬間の二人にしか出せない世界観があります
Kaitlyn Aurelia Smith(ケイトリン・アウレリア・スミス)
米国ワシントンの北西部にあるオーカス島出身のアーティスト。生まれてからほとんどの時間をオーカス島の自然の中で過ごす。その後、バークリー音楽大学で作曲とサウンド・エンジニアを学び、自身のヴォーカルについて研究を重ねた後クラシック・ギターとピアノを習得。在学中にインディー・フォーク・バンド、Ever Islesを結成するが、偶然に隣人が所有していたシンセサイザー〈Buchla 100〉に出会い現在の音楽の方向性へと進む。2015年にデビュー・アルバム『ユークリッド』をWestern Vinylより リリース。各雑誌から賞賛され注目を浴び、Panda BearのPV「Boys Latin」やReggie Wattsの音楽と映像のアレンジを手掛ける。そして2016年4月に『イヤーズ』をリリース。
Suzanne Ciani(スザンヌ・チアーニ)
イタリアの家系で生まれアメリカで育ったシンセサイザー/ピアニスト。1974年以降アナログシンセのBuchlaを使いコカ・コーラ/メリル・リンチなど大手CMソングやATARIなどゲーム音楽の作曲を行う傍らサウンドエフェクトのエンジニアとしMecoによるスター・ウォーズのSpace Disciヴァージョンを手掛けるなど映画/TVドラマの世界で活躍する。1982年からはNEW AGEの作曲家として伝統楽器とエレクトロニックを融合した『Seven Waves』をリリース。その後もAtlantic Records、RCA Recordsなどから作品を発表し、5枚のアルバムがグラミー賞にノミネートされている。
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掲載: 2016年09月02日 15:44