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Tyondai Braxton(タイヨンダイ・ブラクストン)|エクスペリメンタル・ロックバンド、バトルスの元メンバー!鬼才作曲家/実験音楽家の2018年世界初演作品『TELEKINESIS』が遂にスタジオ・レコーディング作品として登場!

Tyondai Braxton(タイヨンダイ・ブラクストン)

ワシントンポストから「過去10年、最も評価の高い実験音楽家の中の一人」と称賛された鬼才作曲家/実験音楽家、タイヨンダイ・ブラクストン。言わずとも知れたエクスペリメンタル・ロックバンド、BATTLESの元メンバーである彼は昨年Nonesuch/New Amsterdamから配信限定のEP『Dia / Phonolydian』を発表。その時2018年に初演された『TELEKINESIS』のスタジオ・レコーディングに取り組んでいるとの話しも伝わっていたが、遂にその作品がリリースされる。

『TELEKINESIS』は、サウスバンク・センター・ロンドンとムジカノーヴァ、ヘルシンキ・フェスティヴァルの共同委嘱により生まれた作品である。世界初演は、2018年4月18日に英国ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールでBBCコンサート・オーケストラとBBCシンガーズによって行われた後、ヘルシンキ・フェスティヴァルでフィンランド放送交響楽団によって演奏された。どちらの公演もドイツ出身のAndre De Lidderの指揮によるものである。

エレクトリック・ギターにオーケストラ、コーラスに電子楽器からなる87人編成の作品である『TELEKINESIS』。今回リリースとなる初のスタジオ・レコーディング版は、Andrew Cyr指揮によるメトロポリス・アンサンブル、Dianne Berkun Menaker指揮のブルックリン・ユース・コーラス、そして室内合唱団のThe Crossingをフィーチャーした構成となっている。タイヨンダイにとって、本作は“自身の電子音楽と記譜された音楽が、音的にもまた哲学的にも交差する最新かつ最大の例”だという。レコーディング、そしてプロダクションの過程において彼は“電子楽器とアコースティック楽器がバランスよくまた有機的に感じられる場所に共存できる環境を作る""ことを追求したそう。Andrew Cyrとの共同プロダクションでオーケストラと合唱団、電子楽器は、2021年8月から2022年3月までニューヨーク州マウントバーノンのOktaven Audioでエンジニアのライアン・ストリーバーによってセクションごとにレコーディングされた。これにより、ロード・アイランド州ポータケットのマシーンズ・ウィズ・マグネッツでSeth Manchesterとの超詳細なミックスダウンが可能となり、その結果、本作のスタジオ・レコーディングのミックスは、(一部例外はあるものの)オーケストラがどのように配置されているかを再現しており、さらにその幅とリスナーを取り巻く特定の楽器の近さと奥行きが誇張されたものになっている。

自らSFファンだと語るタイヨンダイは、本作を作るきっかけとなったアイディアは、“日本の傑作漫画、『AKIRA』をもとにしたオペラを作りたい”だったと語る。「しかし時間が経つにつれ、私は文字通りの話よりも、目に見えないテーマのガイドとしてのストーリーに惹かれていることに気付いたんだ。『AKIRA』にある数々のプロットの一つが、ある少年が心で念じただけで物を動かしたりエネルギーを発生させたりする超能力に出会うというものがある。そして自分の力と無限の可能性にすっかり魅了された少年は、肉体的にも精神的にもこの力を制御できないにもかかわらず、無制限にその力を使い始める。しかし、最終的にその傲慢さは彼を破滅へと導く。心の力は私にとって切実な問題であり、この作品の根底にあるテーマでもあるのだ」

鬼才クリエーターによる電子楽器とオーケストラ、そして合唱からなる新たなサウンドスケープ。進化を続けるタイヨンダイの最新章がここにある。

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■収録曲
01. TK1_Overshare
02. TK2_Wavefolder
03. TK3_FloatingLake
04. TK4_Overgrowth

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タグ : UK/US INDIE アナログレコード

掲載: 2022年09月30日 13:15