フガジ、初札幌公演を収めた2011年のライヴ盤が待望の再発
説明不要のパンク/ポスト・ハードコアバンド、FUGAZI(フガジ)。革新的な研ぎ澄まされたサウンドと、決して揺るぐことのないインディペンデントな強い意志は、2016年現在も全世界のバンドに計り知れない影響を与えている。初となった札幌公演でのセットリストは、5thアルバム『RED MEDICINE』(1995)を中心に演奏され、日本のファンに応えるように『13SONGS』(1989)、『REPEATER+3SONGS』(1990)、『STEADY DIET OF NOTHING』(1991)、『IN ON THE KILL TAKER』(1993)からも満遍なく披露。名盤として名高い『END HITS』(1998)の曲も既に披露されているのも聴きどころのひとつと言える。
結成から30年近くが経過、初の札幌公演からは20年が経った。イメージをまったく裏切らず、古臭さなんぞ微塵も感じさせない「FUGAZI」サウンドを隅々まで味わい尽くすことができるマスターピースが再び蘇る。