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ポーランドの巨匠イェジー・マクシミウクの80歳を祝いアルバム『アンコール』再リリース!

マクシミウク2

ポーランドの指揮者イェジー・マクシミウクがMD+Gへ録音したバロック&古典派の名曲盤。マクシミウクは1936年ベラルーシのグロードナに生まれ、ワルシャワ音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮、作曲を学びました。指揮者としての活動がメインとなり、ワルシャワ大劇場に勤めながら、ポーランド室内管弦楽団を結成。2016年現在も演奏活動を続けています。当盤には彼が結成したポーランド室内管弦楽団による弦楽合奏を中心とした録音が収録されています。
(ユニバーサルミュージック)

90歳を過ぎた今もかくしゃくとした指揮ぶりを披露してくれている“ミスターS”ことスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(1923-)を別格とすると、1936年生まれのイェジー・マクシミウクは戦後、1970年代に台頭してきたポーランド人指揮者の先陣を切って西側で活躍したマエストロです。マレク・ヤノフスキ(1939-)やアントニ・ヴィト(1944-)は、いわばマクシミウクの背中を追いかけたアーティスト。
ワルシャワ音楽院でヴァイオリンをメインに学んだ後、ワルシャワ劇場で修業中の1972年にポーランド室内管弦楽団を結成。このアンサンブルの成功が高く評価され、ポーランド放送国立交響楽団カトヴィツェ(1975-77)、BBCスコティッシュ交響楽団(1983-93)のシェフを歴任しました。その弦楽合奏を美しく緊密に歌わせる指揮ぶりはイギリスの聴衆に愛され、スコテッシュ響時代は毎年プロムスに出演して、ロンドンの聴衆を大いに沸かせました。
このMD+Gレーベルの『アンコール』は、1985年録音のオリジナル・アルバムをリイシューしたもの。お得意のモーツァルトとバロックの名曲で、手兵ポーランド室内管がその技量の高さを十全に発揮しています。同様に、指揮者の80歳を祝して今年の春に、旧EMIとMUZAの音源からワーナーがコンピレーションしたベスト盤『アート・オブ・イェジー・マクシミウク』と一緒にお聴きいただけると幸いです。
(タワーレコード)

【収録曲目】
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525~第1楽章,
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172~ラルゴ,
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137~第3楽章,
モーツァルト:ディヴェルティメント ハ長調K.138~第2楽章,
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137~第2楽章,
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番BWV.1067~ポロネーズ&バディネリ,
ヘンデル:シバの女王の入場,
テレマン:パストラーレ風序曲 ヘ長調TWV.55 F7(抜粋),
 ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-10 ニ長調(抜粋)
【演奏】
イェジー・ マクシミウク(指揮)
ポーランド室内管弦楽団
【録音】
1985年

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年10月14日 00:00