期待の新鋭ラハフ・シャニが首席客演指揮者を務めるウィーン響と“動物の謝肉祭”を録音!
ウィーン交響楽団の首席指揮者、フィリップ・ジョルダンが2016年の初めに体調不良で3ヶ月ほど休養をとった際、代役として起用されたのが1989年生まれ、弱冠27歳の若手指揮者ラハフ・シャニでした。彼は2013年のグスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝し、2013/2014年のイスラエル・フィルのオープニング・コンサートでデビューします。そして2015年のウィーン・フィルのコンサートでフランツ・ヴェルザー=メストの代役を務めたことで、若きマエストロの名は全世界に轟くこととなりました。
彼はもともとピアニストとしてデビューし、イスラエル・フィルとも共演を果たしていますが、その後なぜかコントラバス奏者としてイスラエル・フィルに入団するという異色の経歴の持ち主。2016年4月には日本にもやってきて、読売日本交響楽団を指揮し絶賛され、現在はウィーン交響楽団の首席客演指揮者を務めています。
シャニのこのアルバムは、「動物の謝肉祭」と「青少年のための管弦楽入門」という楽しい組み合わせ。サン=サーンスではピアノもバリバリ演奏し、その才能を存分に披露しています。「動物の謝肉祭」には、TV司会者ヴィリー・ヴァイツェルによるドイツ語での新しい物語が付されています。
どちらかというと「子供向け」の内容と思われがちの内容ですが、メリハリのあるオーケストラと絶妙なお話の融合は、耳の肥えたファンにこそ楽しんでいただける、聴き応えのある1枚です。
(ナクソス・ジャパン)
【収録曲目】
サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》
ブリテン:青少年のための管弦楽入門 Op.34
【演奏】
ラハフ・シャニ(ピアノ&指揮)
ウィーン交響楽団
ユリア・コチュヴァン(ピアノ)
ヴィリー・ヴァイツェル(テキスト&ナレーター…ドイツ語)
【録音】
2015年12月7日(サン=サーンス)
2016年3月14日(ブリテン)
2016年7月7日(ナレーション)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年11月20日 00:00