北欧神話を雄大に歌い上げたラスムッセンの最新作~交響曲第2番「地球、新たに」(2015)
フェロー諸島で生まれ、ある時期はノルウェーに住み、現在はコペンハーゲンとフェロー諸島を行き来しているという作曲家ラスムッセン(1961-)。生まれ育った島には音楽的な訓練を受ける施設はなく、祖母から譜面の読み方を学んだと言います。一時期はジャズの影響を受け、電子音楽にも興味を持った彼は、1995年に最初の交響曲「Oceanic Days」に着手します。この作品は北欧評議会の音楽賞を受賞、他の財団からも補助金を受けるなど高い評価を受けると同時に、ラスムッセンの将来も期待されることとなりました。その後は順調に作曲活動に勤しみ、数多くの作品を執筆。この交響曲第2番はノルウェーの神話に基づいた大規模な作品で、全ての世界を司る架空の樹、ユグドラシルにまつわる物語が描かれた神秘的で力強い音楽に満たされています。ラスムッセンの良き理解者ストルゴーズによる世界初演時の録音です。
(ナクソス・ジャパン)
【収録曲目】
ラスムッセン(1961-)
交響曲第2番「地球、新たに」(2015)~ソプラノとバリトン独唱、男声合唱、大管弦楽のための
【演奏】
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
アカデミスカ・サングフェレニンゲン
ムントラ・ムジカンテル
ボー・スコウフス(バリトン)
シンディア・シーデン(ソプラノ)
【録音】
2015年9月12-14日、ヘルシンキミュージックセンター、コンサート・ホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年11月25日 00:00