全タイトル世界初CD化!エスクワイヤ・ロンドン・ジャズ・クラシック第1期
1940年代後半から始まったロンドン・ビバップ・ムーヴメントと共にに生まれ、ロニー・スコットやヴィクター・フェルドマン、ジョニー・ダンクワース、ジミー・デューカーらブリティッシュ・ジャズ・シーン黄金期を築く大物達の若き演奏を記録した幻のエスクワイヤ・レーベルの秘蔵音源シリーズ!
最新リマスター
日本語解説書き下ろし
オリジナルジャケット使用
【第一期 25タイトル】
1947年にドラマーのカルロ・クラーマーとレコード・コレクターのピーター・ニューブルックによって立ち上げられたエスクワイヤ・レーベルは、イギリス・ロンドンにおけるビバップ・ムーヴメントの勃興を記録したロンドン・ジャズの大きな柱だ。ロンドンでのレコーディングをそのままリリースする自社原盤シリーズの他に、アメリカのプレスティッジと業務提携を結び、マイルス・デイヴィスやソニー・ロリンズらプレスティッジの名盤をライセンス、リアルタイムで本場ニューヨークのジャズをイギリスに紹介していった。プレスティッジとの契約は1960年代半ばまで続いたが、1970年代半ばにクラーマーが亡くなるとかつての輝きは失われついにはレーベルの活動を停止してしまう。1980年代に入りニューブルックが権利を売却し40年近く続いたレーベルは幕を閉じた。
エスクワイヤはロンドンのミュージシャンの初期録音を多数残しているが、後にジャズ・クラブのオーナーとなるロニー・スコットや、マイルス・デイヴィスの「天国への七つの階段」の作者としても知られるヴィブラフォン~ピアノのヴィクター・フェルドマン、後年映画音楽家としても大成したジョン・ダンクワースら多くのブリティッシュ・ジャズマンの初期作品を記録しており、まさにロンドン・モダン・ジャズの夜明けを生み出したレーベルと言えよう。また、当時提携していたスウェーデンのメトロノームなど他社との共同原盤もカタログ保有しており、クインシー・ジョーンズやスタン・ゲッツ、ズート・シムズらの名盤のレアなジャケット違い作品はマニア垂涎と言えるだろう。これまでベールに包まれていたロンドン・モダン・ジャズの夜明けを記録したレーベル、エスクワイヤ。その全貌が今明らかに!全タイトル世界初CD化!