サラ・マッケンジー、〈impulse!〉から2作目となるアルバム
2015年にアルバム『We Could Be Lovers』でimpulse!デビューを果たしたサラ・マッケンジーの2年ぶりimpulse!2作目。
メルボルン生まれのマッケンジーだが、2015年バークリー・カレッジを卒業しパリに移住。パリの町を歌ったタイトル・トラックはパリへのラヴレターともいえるもの。自身で書き下ろした曲だが、「本当に私はパリが好き。とても魅力的な街だわ。 美しく、さまざまな文化、食、スタイルに触れることができるの。パリの美しさ、魔法、そして精神すべてを捕えた曲を書きたいの」とマッケンジー。
アルバム全体でみると、本作品はオーストラリアからアメリカ、そしてヨーロッパの旅が全てつまっている。イタリアへの旅は"When in Rome"となり、ポルトガルへの旅はジョビンの"Triste"、ロンドンは"Tea for Two"で表現されている、そして世界中の旅をまとめた自身のオリジナル曲ではピアノ演奏も聴かせてくれる。
アレンジも自身ですべてを手掛けた本作は、前作以上にスタイリッシュ。ヴィブラフォニスト Warren Wolf、ギタリスト Mark Whitfield、ベーシスト Reuben Rogers、ドラマー Gregory Hutchinson、トランぺッター Dominick Farinacci、フルート奏者 Jamie Baum、アルト・サックス奏者 Scott Robinson、テナーサックス奏者 Ralph Moore、そしてギタリスト Romero Lubamboを迎えた豪華な構成。自身のオリジナル3曲、グレート・アメリカン・ソングブックもふんだんに楽しめる作品。
掲載: 2017年01月18日 13:45