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セブンシーズの秘蔵音源がUHQCDで蘇る「フルトヴェングラー超絶ライヴ」第3弾!(8タイトル)

フルトヴェングラー超絶ライヴIII

大好評第3弾!!アナログ・マスターテープから20~30数年ぶりにCD再復刻!
セブンシーズ(旧チェトラ・レーベル)のフルトヴェングラー秘蔵音源が最新デジタル・リマスタリング&“高品質CD"UHQCD仕様でよみがえる!!

フルトヴェングラー超絶ライヴIII
全8タイトル 2017年7月26日発売
各定価 2,000円+税
(2CD)定価 2,800円+税

キングレコードの保有マスターテープをもとに"20~30数年ぶりのデジタル・リマスター"&"UHQCD仕様"で発売した「フルトヴェングラー超絶ライヴ」シリーズ(第1期全8タイトル、第2期全6タイトル)は、評判を呼び、ロングセラーとなっています。

今回はその第3期。1980年代イタリアCetra社が発売した「フルトヴェングラー・エディション」LPシリーズ(FE品番)、その音源元=DISCOS,Miranoが制作したマスターテープ(38cm/秒速、2トラック)を最新デジタル・リマスタリングにより音質を改善。さらに、メモリーテック社の革命的製盤技術によるUHQCDとして製造!
(キング・レコード)

 

ルツェルンの第九
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱つき》
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)/エルザ・カヴェルティ(アルト)/エルンスト・ヘフリガー(テノール)/オットー・エーデルマン(バス)/ルツェルン祝祭合唱団
録音:1954年8月22日 ルツェルン、クンストハウス(ライヴ)
解説:小石忠男(1980年記)

1980年、キングレコードは「ルツェルンの第九」のタイトルをつけてLPを発売。ベストセラーを記録しました。もとは前年に伊Cetra社が発売した世界初市販LP。今回、この音源のマスターテープ(伊DISCOS制作)から、24年ぶりにデジタル・リマスタリング! キング関口台スタジオの最新機器・技術を使って、素材の良さを最大限に引き出しています。あくまで温かみと潤いのある音色にこだわったキング(セブンシーズ)盤にご注目ください。故・小石忠男氏の解説や、故・大村多喜子氏の鑑賞記も、当時の資料として貴重です。「第2楽章もバイロイト盤の劇性がもはや抑制されているが、ここではトリオのテンポの的確さと晴れやかで透明な表情、この部分の最後を締めくくる弦の呼吸が実にすばらしい。・・・(第4楽章)以前の演奏の劇性は押さえられ、全体の構築が自然な流れで表されている。フーガの展開などきわめて端正であり、細部の鮮明さも特筆してよい。どの部分も素直という以上に率直であり、リズムのアクセントは意志的な決断に従っているため雄々しく、また筋金が通っている。」(小石忠男、ライナー・ノーツより)

モーツァルト:
1. 交響曲 第40番 ト短調K.550
2. 歌劇《フィガロの結婚》序曲
3. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲
4. 歌劇《魔笛》序曲

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2-4)
録音:1949年6月10日 ヴィースバーデン、シュターツシアター(ライヴ)(1)
1953年8月11日(2)、1954年8月3日(3)、1951年8月6日(4)、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
解説:柴田龍一(1986年記)

戦後フルトヴェングラーがベルリン・フィルに復帰して初めての演奏旅行が1949年の初夏に行われました。「40番」はこのときの演奏で、3種遺されている同曲の唯一のベルリン・フィルとの録音として貴重です。ゆっくりとうたうアンダンテ、パワフルに突き進むアレグロ。スケール巨大な表現はまさにフルトヴェングラー! 旧チェトラ(伊ディスコス制作)の音源(マスター・テープ)は鮮度がよく、他社盤を凌ぐ音質の良さ!重心が低く、深みと温かみを兼ね備えた落ち着いた音質となっています。3大オペラ序曲集はザルツブルク音楽祭でのライヴ全曲盤から。振幅の大きいダイナミックな表現で、劇的なドラマを表出しています。

ベートーヴェン:
交響曲第7番 イ長調 作品92
交響曲第8番 ヘ長調 作品93
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年4月14日 ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
解説:平林直哉

ベートーヴェンの「第7&第8」は、本シリーズ中でウィーン・フィルとのライヴ(1954年8月ザルツブルク)を発売しましたが、今回のCDは前年4月ベルリン・フィルとの定期公演のライヴです。晩年様式ともいえる落ち着いたテンポ設定ながら、コーダのクライマックスでは爆発する「第7」。厚みのある充実した響きで一貫した「第8」。ベルイン・フィルの機能美は比類ありません。録音も良好(とくに「第7」)で、WF=BPO晩年の魅力がこの1枚に詰まっています。旧チェトラ(伊ディスコス制作)のマスターテープから初CD化! デジタル・リマスターで甦ります。

コンダクツ・リヒャルト・シュトラウス [2CD]
[CD1]
1. 家庭交響曲 作品53
4つの歌曲
2. 《森での至福》作品49の1
3. 《愛の賛歌》作品32の3
4. 《誘惑》作品33の1
5. 《冬の愛》作品48の5

 [CD2]
1. 交響詩《ドン・ファン》作品20
2. 交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》作品28
3. 交響詩《死と変容》作品24*

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
*ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
ペーター・アンダース(テノール)(CD1-2~5)

録音:1944年1月9~12日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)(CD1-1)
   1947年2月15,17日 ベルリン、フィルハーモニー (ライヴ)(CD1-2~5)
   1951年5月1日、ローマ (放送用ライヴ) (CD2-1)
     1954年5月15日、ルガーノ、テアトロ・アポロ(ライヴ) (CD2-2)
     1947年6月9日、ハンブルク、ムジークハーレ(ライヴ)(CD2-3)
解説:大木正純 歌詞対訳付

《家庭交響曲》巨匠唯一の録音がチェトラ「フルトヴェングラー・エディション」シリーズで発売されていました。戦時中ベルリン・フィルを振ったもので、緊張感のなかでの情熱的な演奏! 4つの歌曲はBPOのしっとりとした調べにアンデルスの甘い、息の長い歌がマッチングしていて、戦後になった雰囲気が満ちています。《死と変容》も1947年のライヴから。同じコンサートで取り上げられた《レオノーレ》序曲第2番が評判を集めていますが、この曲にも濃密な音のドラマが込められています。《ティル》はフルトヴェングラーが「ベートーヴェンの交響曲に匹敵する内容」とたいへん好んで指揮していた作品。7種ある録音のなかでも最も音の良い54年ルガーノ盤を収録。きわめて雄弁な演奏です。《ドン・ファン》は1951年ローマでのライヴを収録。音質は浅いうらみこそあるものの、うねりのような起伏、語り口の迫力はさすがです。

ブラームス:
1. ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
2. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
<ボーナス・トラック>
3. ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1、3)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
ウィリー・ボスコフススキー(ヴァイオリン)(1)
エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)(1)

録音:1952年6月27日 ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)(1)
   1950年6月20日 ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ) (2)
   1954年7月26日、ザルツブルク(ライヴ)(3)
解説:家里和夫(1986年記)

「二重協奏曲」はすでに他社からCDが発売されている有名な録音。キングでは1986年に旧チェトラ原盤(伊ディスコス制作)のLPを発売したものの、その後は手つかずのまま。このたび、31年ぶりにデジタル・マスタリング!「2人のソリスト同志、それにオーケストラを合わせた全員の呼吸の良さが演奏の基本にある」(家里和夫)。音質もふくよかで温かみのある音。ウィーン・フィルの美質を引き出しています。「ハイドン変奏曲」は、1950年のベルリン・フィルとのライヴを収録。各変奏の性格の違いを明確にきわ立たせた、立体的で造形性のはっきりした名演。今回、CDの余白には《魔弾の射手》序曲(54年ザルツブルク)を収録!

ローエングリン~フルトヴェングラー/ワーグナー・ドキュメント~
歌劇《ローエングリン》第3幕(抜粋)
1. 前奏曲
2. 真心こめて(婚礼の合唱 結婚行進曲)
3. 快い歌声は消え(婚礼の部屋の場 愛の二重唱)
4. ハインリッヒ王万歳!(行進と国王の入場)
5.  はるかなる国に(グラールの物語 聖杯の歌)
6.  愛する白鳥よ(ローエングリンの告別と終曲)
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より
7. 前奏曲と愛の死(ワーグナー編)
8. いまトリスタンがこの場から別れて行くところへ(第2幕)
9. だれもが死ぬ、みんなが(第3幕)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団(1-6)
ヨゼフ・フォン・マノヴァルダ(ハインリヒ王、バス)、フランツ・フェルカー(ローエングリン、テノール)、マリア・ミュラー(エルザ、ソプラノ)、マルガレーテ・クローゼ(オルトルート、アルト)(1-6)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(8,9)
ルートヴィヒ・ズートハウス(トリスタン、テノール)、ゴットロープ・フリック(マルケ王、バス)(8,9)

録音:1936年7月19日 バイロイト音楽祭,祝祭劇場(ライヴ)(1-6)
   1954年4月27日、ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)(7)
   1947年10月3日、ベルリン国立歌劇場(リハーサル・ライヴ)(8,9)
解説:小林利之(1983年記) 歌詞対訳付

フルトヴェングラーの《ローエングリン》!唯一の上演記録!戦前バイロイトで伝説化した名演が、国内盤CDで登場。全曲録音は遺していないだけに、主要部分の6曲30分になりますが、本当に貴重な音源です。あのベルリン・オリンピックが開催された年、バイロイトで上演されたとき、あまりの白熱した指揮ぶりに感動したヒトラーが楽屋まで押しかけたというエピソードが残されています。歌手たちも当時最高のローエングリン歌いと言われたフェルカー(テノール)をはじめミュラー(ソプラノ)、クローゼ(アルト)と戦前・戦中のバイロイトで活躍した超一流ぞろい。音質はもと金属原盤らしくノイズこそありますが、高域の伸びは十分で、情熱的でロマンティックな雰囲気にみちた歴史的名演を味わうことができます。

ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》ハイライト
1.「ラインの黄金」虹のかけ橋とワルハラ城への神々の入場(第4場)
2.「ワルキューレ」冬の嵐は去り(第1幕第3場)/ウォータンの告別(第3幕第3場)
3.「ジークフリート」陽光明るい頂きの―男ではない―太陽に祝福を(第3幕第3場)
4.「神々のたそがれ」ジークフリートの葬送行進曲(第3幕第2場))/ブリュンヒルデの自己犠牲(第3幕第3場)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団
キルステン・フラグスタート(ブリュンヒルデ、ソプラノ)/セット・スヴァンホルム(ジークフリート、テノール)/ギュンター・トレプトフ(ジークムント、テノール)/フェルディナント・フランツ(ウォータン、バス)/ほか
録音:1950年3月4日、9日、22日、4月4日 ミラノ・スカラ座(ライヴ)
解説:宇野功芳(1986年記) 歌詞・訳詞付

ワーグナーの全オペラの中で《指環》を最も愛好していた故・宇野功芳氏が、このフルトヴェングラー《指環》ミラノ盤を評価を交えて解説しています。全曲盤には手が出せなかった方も是非このハイライトは聞いてみてください。「全曲盤2作を比べてみると、より個性的なのはミラノ盤であり、ローマ盤はかなり落ち着きと渋さを増している。もともとユニークなフルトヴェングラーのワーグナーを聴くなら、やはり前者を第一に採るべきであろう。そのミラノ・スカラ座の全曲盤から六つの有名な場面を抜粋したのがこのCDであり、フルトヴェングラーの《指環》を文字通りコンパクトにまとめたものとして便利であり、大いに愉しめよう」(宇野功芳)

1.マーラー:歌曲集《さすらう若人の歌》
2.リヒャルト・シュトラウス:歌曲集《4つの最後の歌》
<ボーナス・トラック>
3.マーラー:歌曲集《さすらう若人の歌》

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1,3)
フィルハーモニア管弦楽団(2)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)(1)
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)(2)
アルフレート・ペル(バリトン)(3)

録音:1951年8月19日、ザルツブルク(1)
   1950年5月22日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(世界初演ライヴ)(2)
   1952年11月30日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)(3)
解説:西野茂雄(1984年記) 歌詞対訳付

「さすらう若人の歌」はマーラーを接点にふたり(フルトヴェングラーとF=ディースカウ)を結びつけたザルツブルクの記念碑的名演。ウィーン・フィルの美しい音色!EMIのスタジオ録音と最も大きく異なるのがこのオーケストラの違い、音色です。世界初出LPのマスターテープ(伊ディスコス制作)から作られたキング(セブンシーズ)CDの音質は他社盤を凌いでいます。「4つの最後の歌」は世界初演の歴史的公演。「(フルトヴェングラーとフラグスタート)、この二人にとって、これは最適のレパートリーだったのであって、死と生にまつわるパセティークな情感を、これほどドラマティックに描き出した演奏はほかにはない。」(西野茂雄)。 余白にはアルフレード・ペルを独唱者にした「さすらう若人の歌」を収録。歌、演奏とも、F=D盤より、さらに濃厚な表現になっています。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年05月26日 00:00