豪エロクアンス~ドラティ、ベイヌム、クーベリック、バロン&ブランカール&アンセルメ、レーフスの名盤が復活!
DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。今回もドラティの名演2タイトル、ベイヌムの“シェエラザード”、クーベリックのブラームス:交響曲全集、アンセルメがエレン・バロン、ジャクリーヌ・ブランカールと共演したピアノ協奏曲アルバム、バリトンのハインツ・レーフスのリサイタル盤など名盤揃いの6タイトルです。
ドラティがオランダの楽団を指揮した1950年代の録音集
アンタル・ドラティ~ドラティ・イン・オランダ(2枚組)
ハンガリーの指揮者アンタル・ドラティはキャリアをスタートさせた頃、ハーグとアムステルダムのオーケストラと密接に関わっていましたが、そのことはあまり知られていません。その時の録音が2枚組CDとして復活しました。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とハーグ・レジデンティ管弦楽団とともに行ったもので、世界初発売となります。地元オランダの作曲家ピーター・ヴァン・アンローの《Piet Hein Rapsodie》も収録されています。これは18世紀のオランダ海軍の英雄Piet Heinの生涯を基にした作品です。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
[CD1]
1.スメタナ:モルダウ(『わが祖国』から)
2-4.ドヴォルザーク:スラヴ狂詩曲ニ長調Op.45 No.1、ト短調Op.45 No.2、変イ長調Op.45 No.3
5.ピーター・ヴァン・アンロー:Piet Hein Rapsodie
6.メンデルスゾーン:序曲『静かな海と楽しい航海』Op.27*
[CD2]
1.シューベルト:イタリア風序曲ハ長調D.591
2.ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』序曲Op.77
3.ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲Op.67
4.ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲Op.81
5.ウェーバー:劇音楽『プレチオーザ』序曲Op.78
6.ベルリオーズ:愛の場面(『ロメオとジュリエット』Op.17)
7.ベルリオーズ:ファウストの劫罰Op.24(管弦楽抜粋)
8.エルガー:行進曲『威風堂々』ニ長調Op.39 No.1
DECCAよりCD世界初発売(*STEREO初発売)
【演奏】
アンタル・ドラティ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD1:1-3、6/CD 2)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団(CD1:4、 5)
【録音】
1952年2月21日(CD1:1)
1956年9月15日(CD1:2)
1957年10月22日(CD1:3)
1959年9月23-25日(CD1:6、CD2:1-7)
1959年9月25日(CD2:8)
アムステルダム、コンセルトヘボウ
1952年10月6-8日、ハーグ(CD1:4、5)
ドラティがコンセルトヘボウ管を指揮したスラヴ音楽
アンタル・ドラティ~チャイコフスキー:交響曲第4番、ムソルグスキー:展覧会の絵
ハンガリーの指揮者アンタル・ドラティがアメリカでさまざまなオーケストラとマーキュリー・レーベルに録音をしていた時期に、フィリップスはドラティと、アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とともに仕事を始める契約を結びました。ミネアポリスとシカゴとの刺激的なチャイコフスキーの演奏があったこともあり、スラヴのレパートリーでドラティがオランダでのレコーディングを始めることに期待が集まっていました。そのドラティがコンセルトヘボウ管弦楽団と行ったチャイコフスキーとムソルグスキーの録音の初CD化となります。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1.チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調Op.36
2.ムソルグスキー:展覧会の絵(ラヴェル編曲)
DECCAよりCD初発売
【演奏】
アンタル・ドラティ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1956年9月10-15日(1)
1952年2月21日(2)
アムステルダム、コンセルトヘボウ
縁あるロイヤル・コンセルトヘボウ管とファン・ベイヌムによる“シェエラザード”
エドゥアルト・ファン・ベイヌム~R=コルサコフ:シェエラザード、ボロディン:だったん人の踊り
エドゥアルト・ファン・ベイヌムはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の3 人目の首席指揮者を務め、同楽団との録音をデッカに多数残しています。この『シェエラザード』は最も速度の速い演奏に属しますが、速いテンポでありながら抑制がきいたファン・ベイヌムならではの特徴は、未完の大作『イーゴリ公』の「だったん人の踊り」でも聴き取ることができます。このCDの同曲は『シェエラザード』の数年前に、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団(英語歌唱)と録音したものです。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1.リムスキー=コルサコフ:シェエラザードOp.35
2.ボロディン:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』から)*
*DECCAよりCD初発売
【演奏】
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団(2)
【録音】
1956年4月3-12日、アムステルダム、コンセルトヘボウ(1)
1950年4月11日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(2)
クーベリックとウィーン・フィルの貴重な1950年代の録音をCD化
ラファエル・クーベリック~ブラームス:交響曲第1番‐第4番(2枚組)
ラファエル・クーベリックは1950年代、アメリカでセンセーションを巻き起こしシカゴ、クリーヴランド、ニューヨークなどでコンサートを行っていたちょうどその頃、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とブラームスの4つの交響曲をデッカに録音(ステレオ)しました。オリジナルテープからの新規デジタル・リマスタリングで発売されます。2枚組。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ブラームス:交響曲全集
[CD1]
1.第1番 ハ短調Op.68
2.第2番 ニ長調Op.73
[CD2]
1.第3番 ヘ長調Op.90
2.第4番 ホ短調Op.98
DECCAよりCD世界初発売
【演奏】
ラファエル・クーベリック(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1957年9月23-24日(CD1:1)
1957年3月4-8日(CD1:2)
1957年9月28-29日(CD2:1)
1956年3月24-25日(CD2:2)
ウィーン
アンセルメの知られざる録音を発掘、初CD化
バロン、ブランカール&アンセルメ~ショパン&ラヴェル:ピアノ協奏曲
Eloquenceレーベルは、スイスの指揮者エルネスト・アンセルメのレコーディングを多数復活させていますが、その中でこの2つの協奏曲が今まで見過ごされていたのは驚きです。これらの協奏曲は今回初めて新たにデジタル・リマスタリングされ、CDとして世界初発売されます。
カナダ生まれのピアニスト、エレン・バロン(1898-1969)は、特にショパンとヴィラ=ロボスの演奏で知られ、ジャクリーヌ・ブランカール(1909-1994)はモーツァルト、シューマン、ブラームスのソロ録音をデッカに行いました。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*
2.ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調+
*DECCAよりCD世界初発売
+DECCAよりブランカールの1949年録音CD初発売
【演奏】
エレン・バロン(ピアノ)(1)
ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ)(2)
エルネスト・アンセルメ(指揮)
ロンドン交響楽団(1)
スイス・ロマンド管弦楽団(2)
【録音】
1950年7月18日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(1)
1949年6月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(2)
1950年代の輝かしい歌手たちのシリーズ
ハインツ・レーフス~デッカ・リサイタル
Eloquence は「デッカ・リサイタル」というシリーズ・タイトルで、1950年代のすばらしい歌手たちの新規リマスタリングによるCDリリースを行っています。今回はスイスのバリトン歌手ハインツ・レーフス。彼のテクストの澄み切った発音、磨かれたテクニックはドイツの芸術的歌曲に特にぴったり合っていました。そのドイツ歌曲を長い間パートナーとして一緒に活動していたスイスのピアニスト、フランク・マルタンと録音しました。一方、ハンス・ヴィリ・ヘスリンとはムソルグスキーの歌曲集『死の歌と踊り』をフランス語訳の歌唱で録音。この曲の、母国語ではない歌手による珍しい録音となっています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1.ムソルグスキー:歌曲集『死の歌と踊り』(フランス語歌唱)
2.ヴォルフ:ミケランジェロの詩による歌曲集
3.ヴォルフ:3つのアイヒェンドルフの詩による歌曲集
4.ヴォルフ:2つのメーリケの詩による歌曲集
5.シューベルト:流れD.565
6.シューベルト:さすらい人D.649
7.シューベルト:墓掘り人の郷愁D.842
8.シューベルト:ドナウ川の上でD.553
9.シューベルト: 漁師の歌D.881
10.シューベルト:怒りの吟遊詩人D.785
11.シューベルト:タルタルスの群れD.583
12.マルタン:『イェーダーマン』からの6つのモノローグ
DECCAよりCD初発売
【演奏】
ハインツ・レーフス(バリトン)
ハンス・ヴィリ・ヘスリン(ピアノ)(1-4)
フランク・マルタン(ピアノ)(5-12)
【録音】
1953年6月(1)
1954年10月14日-11月11日(2-4)
1955年10月27日-11月9日(5-12)
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年06月13日 00:00