ソプラノのレグラ・ミューレマンによる新録音!『クレオパトラ ~ バロック・アリア集』
2016年発売の「モーツァルト:アリア集」に続く、レグラ・ミューレマンのソニー・クラシカルへの2枚目のソロ・アルバムの登場です。
『クレオパトラ~バロック・アリア集』と題された今回のアルバムは、17世紀から18世紀の80以上のオペラに登場する女王「クレオパトラ」の魅力を探ったものです。有名なヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』のほか、ヴィヴァルディ、ハッセ、グラウン、A.スカルラッティ、マッテゾンなど、さまざまな作曲家がクレオパトラを題材に書きあげたオペラのアリアを1枚に集めています。
パッション溢れるヴィヴァルディ(知られざる『愛と憎しみに勝つ徳、またはティグラネス王』)メランコリックなヘンデル(『ジュリオ・チェーザレ』)、超絶技巧のグラウンとレグレンツィ(『クレオパトラとチェーザレ』『偉大なアンティオコス』)など、ミューレマンは豊かでエネルギッシュな歌唱で、様々な魅力をもったクレオパトラ像を生き生きと描き出しています。
共演はドイツのピリオド楽器サンサンブル、ラ・フォリア・バロックオーケストラで、作品の様式感を完璧に把握し、ドラマティックな起伏溢れる演奏でミューレマンをバックアップ、アルバムに花を添えています。
(ソニーミュージック)
〈レグラ・ミューレマン〉
ルツェルン生まれのソプラノ歌手。ルツェルン音楽院で学び、2013年、アン・デア・ウィーン劇場でのロッシーニの「オリー伯爵」でデビュー。その後ラトル指揮ベルリン・フィルによるザルツブルク・イースター音楽祭の「魔笛」に出演して絶賛されたほか、そしてベルリン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ジュネーブ、ヴェルビエ音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭、ルツェルン音楽祭などに出演し、高い評価を得ています。「モーツァルト:アリア集」のソロ・デビュー・アルバムでは「インスピレーションを得た彼女は、最高のダイナミックコントラストと適切なイメージングによって見事なコロラトゥーラを果たした」と絶賛されています。ソニー・クラシカルでは、ダイクストラ指揮によるロッシーニ「荘厳ミサ曲」、ゲーベル指揮によるテレマン「愛らしい平和よ、聖なる信仰よ」にも参加しているほか、2017年のエコー・クラシック賞を受賞したセガン指揮のモーツァルト「フィガロの結婚」(DG)ではバルバリーナを歌っています。
【収録予定曲】
1) ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より「何てこと?おお神よ!」
2) ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より「正しき天よ、私を哀れんでくださらなければ」
3) カール・ハインリヒ・グラウン:歌劇『クレオパトラとチェーザレ』より
「Tra le procelle assorto」
4) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『マルカントニオ(アントニオ)とクレオパトラ』より「Lascia, Antonio, deh lascia」
5) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『マルカントニオ(アントニオ)とクレオパトラ』より「Quel candido armellino」
6) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『マルカントニオ(アントニオ)とクレオパトラ』より「Morte col fiero aspetto」
7) ジョヴァンニ・レグレンツィ:歌劇『偉大なアンティオコス』より「Se tu sarai felice」
8) アレサンドロ・スカルラッティ:歌劇『マルカントニオ(アントニオ)とクレオパトラ』より「Antonio, e qual destino」
9) アレサンドロ・スカルラッティ:歌劇『マルカントニオ(アントニオ)とクレオパトラ』より「Vò goder senza contrasto」
10) アントニオ・ヴィヴァルディ:歌劇『愛と憎しみに勝つ徳、またはティグラネス王』より「Squarciami pure il seno」
11) ヨハン・マッテゾン:歌劇『不幸なクレオパトラ』より「Mein Leben ist hin」
12) ヨハン・マッテゾン:歌劇『不幸なクレオパトラ』より「Ruhe sanft, geliebter Geist」
13) アントニオ・サルトリオ:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より「Quando voglio」
【演奏】
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
ラ・フォリア・バロックオーケストラ
ロビン・ペーター・ミュラー(コンサートマスター)
【録音】
2016年11月、Altes Stadtbad Annaberg-Buchholz
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年08月07日 00:00