ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)、約4年振り通算22作目となるニュー・アルバム
シンセ・ポップのパイオニアにして、トレント・レズナーやマリリン・マンソンなどインダストリアル・ロック勢へ多大な影響を与えた孤高のアーティスト、ゲイリー・ニューマンが約4年振り通算22作目となる『サヴェージ(ソングス・フロム・ア・ブロークン・ワールド)』をリリース。
イギリス/アイルランドの重要な音楽賞<Ivor Novello Awards 2017>において、そのソングライティングを称える“The Ivors Inspiration Award”を受賞したばかりのゲイリー・ニューマンの新作は、温暖化によって荒廃し、その大半が過酷で不毛な砂漠のような土地になってしまった近い未来の地球を舞台にした内容になっている。「収録曲の多くは、人間が極限状態に陥った時に起こす行動について。我々は必死になると、生き残るために酷いこともするし、その経験によって後々悩み苦しむ人もいる。許して欲しいという欲求と、たまたま見つけた古い宗教の本の残骸によって信仰心は再浮上し、そこからは状況が悪化するばかりなんだ」とゲイリーは今作について語っている。
今作は、長年のコラボレーターであるアデ・フェントンによるプロデュースで、クラウドファンディングサイトのPledge Musicにて行なわれたリリース・キャンペーンを活用して制作。最初の音程選びから最終的に商品がラッピングされるまでのアルバム制作の流れをファンが体験できることを目的とした。これによりニューマンとファンの距離は“ぐっと近くなり、作品に込められた血と汗と涙を分かち合うことができた”という。初回限定仕様のデラックス盤はハードブック仕様、ボーナストラック「If I Said」が収録される。
掲載: 2017年08月14日 12:13