ズッケロ(Zucchero)新曲3曲を含むベスト・コレクション『Wanted』
イタリアだけでなくヨーロッパ音楽界の大物。世界中のビッグ・アーティストからリスペクトされるZuccheroの集大成!新曲3曲を含むベスト・コレクションが登場。
【Zucchero】
1955年9月22日エミリア・ロマーニャ州の小さな町ロンコチェシに生まれ、小学校時代、イタリア語でエスプレッソ用の砂糖を指す、「ズッケロ」の愛称を先生から付けられる。小学校時代からギターを弾き始め、13才の時にトスカーナ地方のフォルテ・デイ・マルミに移り、そこで初めてのバンドであるヌォーヴェ・ルーチを結成し、ヴォーカル・ギター・サックスを担当した。その後ボローニャ大学で獣医を目指していた頃、アフリカ系米人から、ギターやソウル・ミュージックの手ほどきを受けたことが、彼の音楽活動に大きな影響を与え、ジョー・コッカーを彷彿とさせるような情熱的なヴォーカル・スタイルを完成させた。70年代後半にはバンドで活躍した後、1983年にポリドールイタリアと契約、デビュー作『Un Podi Zucchero』を発表。2作目の『ZUCCHERO & THE RANDY JACKSON BAND』(1985)以降、ウォルター・アファナシエフ、ナラダ・マイケル・ウォルデン、スティーヴ・ウィンウッド、ランディ・クロフォード、エンニオ・モリコーネ等、国もジャンルもクロスオーヴァーした豪華アーティストとの交遊・共演関係が特筆ものである。特にクラプトンは、ツアーに同行するほど親交が深い。多数のヒット曲を生み出した彼のアルバムの売上は世界中で1000万枚以上を誇る。また、元々ピアノ・バーで弾き語りをしていたアンドレア・ボチェッリを見出し、この音楽界に引き入れたのは他ならぬズッケロである。
掲載: 2017年12月07日 12:02