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アルヴァ・ノト(Alva Noto)ことカールステン・ニコライ〈Uni シリーズ〉最新作にして3部作完結編『UNIEQAV』が登場

Alva Noto

Photo by Felix Gutierres

 

坂本龍一とのコラボレーションで知られる天才サウンド・アーティスト、アルヴァ・ノトことカールステン・ニコライが、『UNITXT』、『UNIVRS』に続く〈Uni シリーズ〉最新作にして3部作完結編『UNIEQAV』を完成!

アルヴァ・ノトの、よりリズミカルなダウンスフロア向けの作品の出口である〈Uni シリーズ〉は、彼が2006年と2007年に東京のクラブ〈UNIT〉 にブッキングされた際、その環境に応じたサウンドを作り出そうとしたのがきっかけで始まった。本作『UNIEQAV』は、〈Uni シリーズ〉の前2作『UNITXT』(2008年)、『UNIVRS』(2011年)のコンセプトを発展させた続編で3部作を締めくくる作品。それぞれに特徴がありながらも大局的見地の一部である3部作としてのコンセプトは、各アルバムのアートワークにも反映されており、3枚並べるとアルファベットで「UNI」と綴られる。

今作について、「音響的に潜水を表現している』とニコライは説明する。数学、データ、単位システム、グリッド、リズム、コード、テキスト、言語、スポークン・ワード、DNA、化学技術、自然、そのすべてをインスピレーションと制作に用いて、本作でもアルヴァ・ノトの持ち味である芸術的で概念的で科学的な深さのあるサウンドを提示する。また、前2作と同様、フランスの音響詩人アン=ジェイムス・シャトンとのコラボレーションを本作でもトラック9「Uni-Dna」で行なっている。前2作では、先にシャトンがボーカルトラックを書き、ニコライが作曲していたが、今回は順番を入れ替え、ニコライが先に作ったトラックに、DNA 分子を構成するアミノ酸の情報を朗唱するシャトンのユニークなボーカルアプローチを付け加えた。

煌めくデジタルのスパーク、シンプルで情緒感のあるメロディー、密やかなベースライン、複雑なリズムパターン、重低音ビートなどを、卓越したセンスとテクニックで立体的なサウンドデザインで構築し、ミニマルでメディテイティブな側面とダイナミックでダンサブルな側面が完璧なバランスで混在する唯一無二の音響空間を生み出している。

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2018年03月12日 10:33