坂本龍一|ピアノ・ソロ・コンサートも話題 稀代の音楽家、改めてその作品群を堪能する
Photo by zakkubalan (C)2020 Kab Inc.
坂本龍一|約6年ぶりのオリジナルアルバム『12』
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坂本龍一トリビュートアルバム|『A TRIBUTE TO RYUICHI SAKAMOTO - TO THE MOON AND BACK -』
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教授とその音楽に最大限の賛辞を!ピアノ・ソロ・コンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」開催も話題、現代音楽、オリエンタリズムを昇華したその独創的な音楽で世界を魅了する稀代の音楽家:坂本龍一。ニューアルバム『12』の発売決定を記念して、タワーレコード オンライン歴代作品チャートTOP10を発表、関連作品やオススメ映像作品を特集!
坂本龍一のタワーレコード オンライン歴代作品チャートTOP10
『Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 12122020』
アーカイブなしの一夜限りの配信だったため、二度と視聴することができない貴重な内容となった2020年末の無観客のオンラインピアノコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」、坂本龍一のベスト選曲とも言える最新ライブ音源をリリース。「Aqua」、「Aubade 2020」、「Merry Christmas Mr.Lawrence」などを収録。
『BEAUTY』
『ラスト・エンペラー』サントラ盤が大好評をもって迎えられる中、多彩なゲストを招き制作され、前作『NEO GEO』の世界観を拡大した、坂本流ワールド・ミュージック。 米ヴァージン・レコード契約第一弾。ブライアン・ウィルソンや、ロビー・ロバートソン、ロバート・ワイアット、ユッスー・ンドゥール、アート・リンゼイ他、多彩なゲストを迎えた作品。
『音楽図鑑』
通算4作目のソロ・アルバム『音楽図鑑』(1984年作)の2015年デジタル・リマスター盤。ライヴでたびたび演奏されるキャッチーなナンバー「TIBETAN DANCE」、"こどもの音楽再生基金"のテーマ曲として演奏される「ETUDE」はじめ多彩で多様な名曲が満載。未発表曲などを多数収録したディスク2との2枚組。 (C)RS
『BTTB』
1998年11月に発売された坂本龍一初のピアノ・アルバムにして、全曲書下ろしとなるオリジナル・アルバム。2018年は『BTTB』の発売20周年を記念して、最新リマスタリングによるCD発売が決定!さらに、翌年発売のシングル『ウラBTTB』より「energy flow」も収録! (C)RS
『千のナイフ』
1978年10月25日発表のデビュー・アルバム。坂本龍一監修によるオリジナル・アナログ音源のリマスター。細野晴臣、山下達郎、高橋悠治らが参加、コンピューター・オペレーション、シンセサイザー・プログラミング・アシスタンスは松武秀樹。
『B-2 UNIT』
教授のキャリア史上もっとも革新的な名盤と言われる1980年発表の2ndアルバムがSACDハイブリッドでリイシュー。発表当時、細野晴臣、高橋幸宏の両氏も衝撃を受けた、教授的なメロディとノイズの融合は未だ色褪せず輝きを増している。アフリカ・バンバータもスピンした「riot in Lagos」のヤバさたるや尋常ではありません! (C)金沢フォーラス店:米山 大紀
『/05』
2005年、究極の“ゆるみ系”ベスト盤!“癒し”の「/04」から、さらに突き詰めた結果の“ゆるみ系”。「Thousand Knifes」「Last Emperor」「Energy Flow」「Sheltering Sky」などなどの名曲を、全てピアノを中心にした演奏で弾き直しています。楽曲のクオリティーの高さ・魅力があらためて感じられます。
『async』
新たな空間、設置音楽としての同期しない自由な音の探求。『out of noise』以来、8年ぶりとなったオリジナル・アルバムにして金字塔的作品。
『out of noise』
『CHASM』以来、5年ぶりのオリジナル・アルバム。音の"粒"や"響き"をコンセプトに、原点ともいえるピアノをベースとした作品。
『Year Book 1980-1984』
坂本龍一アーカイヴ『Year Bookシリーズ』の第3弾となる今作は、1980-1984年の貴重な音源を収録。この時期、坂本龍一は「戦場のメリークリスマス」を制作する傍ら、アングラとも称されるジャンルの音楽にも積極的に取り組んでいた時期でもある。京都会館、神奈川芸術祭、B-2 Unitsのライブ録音など初パッケージ化される曲の宝庫! (C)RS
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シングル作品のオススメ
『WAR HEAD』1980年7月に発売された坂本龍一名義のソロファーストシングル『WAR HEAD』のアナログ盤。米国バーニー・グランドマン・マスタリングによるカッティング、国内プレス。完全生産限定盤。クリス・モスデル、細野晴臣、高橋幸宏、大村憲司が参加。
『Front Line』
1981年4月に発売された坂本龍一名義のセカンドソロシングル『Front Line』のアナログ盤。米国バーニー・グランドマン・マスタリングによるカッティング、国内プレス。完全生産限定盤。本作品の録音はYMOのアルバム『BGM』と同時期に行われた。ヴォーカルは坂本龍一、ドラムスに高橋幸宏が参加。
David Sylvian、坂本龍一『Bamboo Houses/Bamboo Music』
1982年発売のデヴィッド・シルビアンのソロとなって初のコラボレーションは坂本龍一。そのシングルがアナログ盤で復刻発売。
『KOKO』
流石!と唸らせる、流麗なピアノの調べが心を落ち着かせます。坂本龍一本人も出演しており、各界の著名人も出ていて話題となった、JP日本郵政グループのCMに使われていた楽曲をシングルでリリース。1度聴いただけで教授の作品とわかるピアノの調べが印象的な楽曲。 (C)RS
『弥勒世果報-undercooled』
坂本龍一と沖縄民謡女性4人グループ"うないぐみ"とのコラボレーション・チャリティ・シングル。オリジナルは、坂本龍一のアルバム『CHASM』(2004年作)に収録された「undercooled」。この曲に沖縄語の歌詞をつけた本作は、沖縄の基地問題に大きな懸念を持つ坂本龍一とうないぐみが、あくまでも冷静(undercooled)に優しく、かつ強く、音楽と歌の力で平和な沖縄、平和な日本、そして戦争の無い世界の実現を希求して制作した作品。 (C)RS
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コラボレーション作品のオススメ
『サマー・ナーヴス』『千のナイフ』と『B2-UNIT』の間、79年に制作された教授のアザーサイドを代表するアルバム。アブストラクトで実験的なソロ作品とは全くベクトルの異なる、トロピカルなフュージョン・レゲー的な内容。コンピレーションにセレクトされた(7)"スウィート・イリュージョン"は、エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ"NIGHT IN NEW YORK"を彷彿させるゴージャスなメロウ・ディスコ。他にも4つ打ちステッパーな(4)"カクトウギのテーマ"や似非レゲー曲(2)(3)(5)など、和レアリックな視点からも今後の人気上昇が想定される一枚。 (C)新宿店:TANAKAMAN
如月小春『NEO-PLANT』
坂本龍一プロデュース・作曲・編曲の“NEO-PLANT”のシングル・ヴァージョンを含む計3verを7"アナログでタワレコ限定で発売。『音楽図鑑』などで多用されたフェアライトCMIを駆使、圧巻のシンセ・リフ、ハイ・テンションな乙女ラップが前衛的なファンク・トラック。(C)商品本部:那須 基作
大貫妙子、坂本龍一『UTAU』
1970年代前半の出会いから数多くの共作・共演を経てそれぞれ独自の音楽世界を確立してきた朋友、坂本龍一と大貫妙子。坂本龍一の楽曲に大貫妙子が言葉を紡ぎ唄うアルバム。本作の大きな礎となっているのは「音楽の持っている力」。音楽に「訴えかける力」があれば、それがゆるぎない大きなパワーとなる。 (C)RS
Alva Noto + Ryuichi Sakamoto
電子楽器とアコースティック楽器の相互作用やその間に生まれる緊張の可能性を探求した、ドイツ人サウンドアーティスト、アルヴァ・ノトことカールステン・ニコライとの人気コラボレーション・アルバム・シリーズ。
『vrioon』2002年リリース。初コラボ作品にしてミニマル・アンビエント大名盤。静謐なピアノの調べと繊細な電子音が瞑想的な音の世界を構築。洗練されたインタープレイとデジタルハーモニー。
『Insen』
2005年リリース。前作の穏やかなメランコリアをかすかに引き継ぎつつも、ピアノと電子音の融合が進化した、よりシャープで統一感を感じさせる仕上がり。
『Revep』
2006年リリース。アナログの美しさとデジタルの卓越した技術が違和感なく衝突した音世界に浸れる作品。「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」を再構築した"ax Mr.L"収録
『Utp_』
2008年リリース。ドイツ・マンハイム市制400周年記念のために委嘱され、マンハイム国立劇場で室内楽団ENSEMBLE MODERNとの共演コンサートの初演を記録した1枚。電子音、ピアノ、室内楽器を前衛的に捉えた静的アンサンブル。
『Summvs』
2011年リリース。コラボ・プロジェクトの完結盤。モビウスのローデリウスとブライアン・イーノの共作にして名曲「by this river」カバーバージョンを2つ収録。
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サウンドトラック作品のオススメ
『Ryuichi Sakamoto 映画音楽ベスト『UF』』教授がBEST盤企画に全面参加した3枚同時リリースされたうちの映画音楽を集めた1枚。「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」から「オネアミスの翼」「子猫物語」にいいたるまで誰もが知っている曲目を中心に、本人監修だけにこだわりもありの単なるベストではなく一つの作品として楽しめます。
『戦場のメリークリスマス』
坂本龍一が初めて手掛けた映画音楽である、1983年公開の大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックをリマスタリング、未発表ヴァージョンを多数収録して2枚組SHM-CD仕様でリリース。リマスタリング・エンジニアは、数々のビッグアーティストの作品に携わるオノセイゲンが担当。 (C)RS
『ラストエンペラー』オリジナル・サウンドトラック
「ラスト・エンペラー」サウンドトラック 音楽 坂本龍一、デヴィッド・バーン、コン・スー オーケストラ・スコアの歴史的傑作!! ベルナルド・ベルトルッチ監督の超大作を おおらかに、そして悲しく美しく彩る独特のメロディ。 世界のサカモトと、トーキング・ヘッズのバーン、 そして中国のコン・スーによる共作。 実は、このサントラ、プロデュースは売れっ子作曲家 になる前のハンス・ジマーという点も見逃せません。 サントラ・ファンは、改めて要、再チェックな一作。 (C)馬場敏裕
『The Revenant (蘇えりし者)』
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『レヴェナント(蘇えりし者)』の音楽を坂本龍一が担当!アメリカ西部の荒野を彷徨い、さまざまな苦難に打ち勝ちつつ生への意欲をたぎらせるヒューの物語を、生きることへのエネルギーがみなぎる、坂本龍一の力強くも繊細な旋律がドラマチックに盛り上げる。
『Exception (Soundtrack from the Netflix Anime Series)』
全世界公開!Netflix完全新作アニメ『exception』サウンドトラック!坂本龍一の荘厳で豊かな叙情性と野心的な音響が全編に響き渡る。アルバム全27曲収録。 (C)RS
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関連映像作品のオススメ
『Ryuichi Sakamoto:CODA』世界的音楽家 坂本龍一に2012年から5年間の密着取材によって実現した、初の劇場版ドキュメンタリー映画。
『Ryuichi Sakamoto | Trio Tour 2011 in Europe』
1996年以来、2011年秋ピアノ・トリオをヨーロッパで復活。チェロにはオリジナルメンバーで、サカモトの盟友であるジャケス・モレレンバウム、ヴァイオリンにはオーディションで採用した新しい才能、ジュディ・カンを起用。新旧織り交ぜた選曲で再びヨーロッパの観客を魅了した。その貴重なライヴ映像をブルーレイ化。「Audio and Visual」として収録。またヨーロッパ・ライヴの写真集「Photograpyh」、そして、坂本龍一のインタビューやトリオに関する解説などを掲載した「Text」の3つのパッケージを三方背のケースに収納する、豪華限定パッケージ。ライヴ会場&タワレコ限定発売。
『細野晴臣×坂本龍一 at EX THEATER ROPPONGI 2013.12.21』
2013年12月21日EXシアター六本木に於ける細野晴臣と坂本龍一のジョイントライヴの模様を映像商品化!豪華ゲスト(高橋幸宏、伊藤ゴロー、青葉市子、小山田圭吾、U-zhaan)とともに、あたたかく進行するプレミアムなライブを堪能あれ。 (C)RS
『戦場のメリークリスマス』
坂本龍一が音楽を担当。日本軍俘虜収容所を舞台にして、日本軍人と英国人俘虜との複雑な関係を豪華キャストで描いた大ヒット作。
ジャン・ルノワール監督の『大いなる幻影』のような、世界中の共感を得る作品にしたい。――大島渚
『ラストエンペラー』
坂本龍一が音楽を担当。1987年アカデミー賞、作品賞含む9部門受賞。巨匠ベルナルド・ベルトルッチが清朝最後の皇帝、溥儀の人生を壮大なスケールで描く。
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
坂本龍一が音楽を担当。1987年、若き制作集団「GAINAX」が成し遂げた第1回長編アニメーション映画!
関連映画・その他関連DVD・Blu-ray作品の一覧
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関連書籍・雑誌のオススメ
『坂本龍一 音楽の歴史 A HISTORY IN MUSIC』『音楽は自由にする』
『skmt 坂本龍一とは誰か』
『MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2022年 12月号』
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