ヴィトマン、タベア・ツィンマーマン、ヴァーリョンが紡ぐ『むかしむかし…シューマンとヴィトマンのおとぎ話』
おとぎ話の冒頭で語られる“Es war einmal… むかしむかし”。この言葉にインスピレーションを得たシューマンが作曲した三重奏曲はタイトルもそのまま「おとぎ話」です。同一の主題が発展する4つの楽章は、晩年のシューマンの作風そのままに、内に秘めた優しさが感じられます。
このシューマンの描いた世界を、現代最高のクラリネット奏者で作曲家でもあるヴィトマンが21世紀の新しいメルヘンとして再創造。いかにも現代的な不安や暗さを併せ持つ興味深い作品として表現しています。他に収録されたシューマンの2作品も含め、名手タベア・ツィンマーマンとデーネシュ・ヴァーリョン、ヴィトマン自身が心を込めて演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)
『Es war einmal… むかしむかし~シューマンとヴィトマンのおとぎ話』
【曲目】
シューマン(1810-1856):
クラリネット、ヴィオラとピアノのための「おとぎ話」Op.132
幻想小曲集 Op.73
おとぎ話の挿絵 Op.113
イェルク・ヴィトマン(1973-):
むかしむかし [世界初演録音]
【演奏】
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
【録音】
2015年12月Siemens-Villa Berlin
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年03月20日 00:00