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ラ・フォル・ジュルネ TOKYOでも演奏!広瀬悦子のリャプノフ“12の超絶技巧練習曲”

広瀬悦子

パリを本拠に活躍する広瀬悦子待望の新録音。今回はセルゲイ・リャプノフ(1859-1924) の「12の超絶技巧練習曲」。リャプノフが崇拝したリストの追悼で作られていますが、もともとリストがすべての調性で24曲作るつもりながら12曲で終った「超絶技巧練習曲」の残り12曲をひきつぐ意図で始められました。リャプノフは、ロシア風の美しいメロディと恩師バラキレフゆずりの極度に難しいテクニックと異様なボルテージの高さが特徴ですが、ここではさらにリスト流の華麗さもあいまり、彼の最高傑作となっています。絵画性も強く、民族舞曲から吹雪や大河の流れまでを色彩的に描いていて魅力的。

広瀬悦子はバラキレフ・アルバム(MIR181) で示した余裕の技巧とボルテージの持続を、ますますパワーアップ、ピアノの機能の極限までを追求しています。正確な技巧のみならずロシア的な歌い回しや明るい音色も魅力で、「子守歌」や「妖精の踊り」など聴き惚れさせられます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
リャプノフ:12の超絶技巧練習曲 Op.11
【子守歌/幽霊の踊り/鐘/テレク河/夏の夜/嵐/牧歌/ブィリーナ/エオリアン・ハープ/レズギンカ/妖精の踊り/リスト追悼のエレジー】
【演奏】
広瀬悦子(ピアノ)
【録音】
2017年10月29日-11月2日、聖マルセル福音教会(パリ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年04月10日 00:00