リロイ・ハトソン(Leroy Hutson)、アルバム『The Man!』と『Closer To The Source』が日本盤のみSHM-CD仕様で再発
ニューソウル・ファンの間では知らぬ者はいない伝説的シンガー/プロデューサー、リロイ・ハトソン。1971年よりカーティス・メイフィールドに代わってインプレッションズのリード・ヴォーカルを務め、2枚のアルバムを残した後1973年にソロ・デビュー。今回、<カートム>から73年にリリースされたソロ2作目となる『ザ・マン!』と、78年に発表された6作目『クローサー・トゥ・ザ・ソース』がリイシューとなって登場。
本作にはリマスター処理が施され、ハイクオリティーの音質をより楽しめるように日本盤のみSHM-CD仕様となっている。
『The Man!』
R&Bコーラスの名門グループのインプレッションズでの活動以後、ポップなサウンドでゴスペルを聴かせるコーラスグループのヴォイセズ・オブ・イースト・ハーレム、カリフォルニア出身のコーラス・グループのナチュラル・フォーなど、ハトソンはコーラスを軸にしたソウル・R&Bのグループを手掛けてきた。本作でのグルーヴィーなソウル・ナンバー「Ella Weez」や「Give This Love a Try」はその経験が直接的に出たものだ。その他にも、中毒性の高いファンク・チューン「Dudley Do-Right」、米ラッパーのウィズ・カリファが近年サンプリングに使用した「Can't Say Enough About Mom」、ホーンやストリングス、コーラスなどを加えた色彩豊かなダニー・ハサウェイとの共作曲「The Ghetto '74」等が収録されている。
歌詞対訳、ライナーノーツ(紺野 慧)付
『Closer To The Source』
スイートなバラード曲「In The Mood」からはじまり、傑作キラー・ソウル「Where Did Love Go」、ダンサブルで高揚感溢れる「Get To This (You'll Get To Me)」、アルバムのタイトル曲でもあり爽快なアーバン・ソウル・チューン「Closer To The Source」、米R&Bヴォーカル・グループ、ナチュラル・フォーの為に書きおろした曲をセルフ・カヴァーしたメロウな「Heaven Right Here」等を収録。
歌詞対訳、ライナーノーツ(紺野 慧)付