生誕100年を記念したドキュメンタリー!『ビルギット・ニルソン~A League of her own』
圧倒的で豊かな声量を誇り、史上最高のドラマティック・ソプラノとして知られるスウェーデンのオペラ歌手、ビルギット・ニルソン。1918年5月17日、スウェーデン南部の農家に生まれたビルギット・ニルソンは、今年生誕100年を迎えます。
1946年にスウェーデン王立歌劇場の代役出演の話が舞い込み、フリッツ・ブッシュの采配により『魔弾の射手』のアガーテ役でデビュー。さらに1951年にはブッシュの薦めでグラインドボーンに出演、『イドメネオ』のエレットラ役で世界的な名声を獲得しました。そして1954年に初出演したバイロイト音楽祭には、以後、毎年招聘されてワーグナー歌手としての一時代を築くことになりました。
彼女が生まれ育ち、晩年を過ごした故郷の農場(ボースタード)でも撮影されたこのドキュメンタリー映像は、貴重なリハーサル、インタビュー、舞台映像を軸に、彼女を知るオペラ界の重要人物にインタビューした最新映像を盛り込んだ興味深いもの。監督は、音楽ジャーナリストとして多くの著作をもつトーマス・フォイクト。
登場するのは、彼女の名を冠した音楽賞「ビルギット・ニルソン賞」の第1 回受賞者であるプラシド・ドミンゴ、人気実力ともに当代を代表するテノール歌手ヨナス・カウフマン、オペラ演出家のオットー・シェンク、リヒャルト・ワーグナーのひ孫にあたるエヴァ・ワーグナー=パスキエ、大指揮者ショルティの未亡人ヴァレリー・ショルティ、ロイヤル・オペラハウスの総支配人であったサー・ジョン・トゥーリー、メトロポリタン歌劇場の元総支配人ジョゼフ・ヴォルピらと錚々たる面々のインタビュイーたちの証言は必見です。
この「UNITEL Edition」シリーズは、膨大で貴重な映像をもつ制作会社ユニテルとC MAJOR による新レーベルです。
(キングインターナショナル)
※国内仕様盤は日本語帯付き、日本語解説付きです。[KKC-9335(BD)/KKC-9336(DVD)]
ドキュメンタリー『ビルギット・ニルソン~A League of her own』
監督:トーマス・フォイクト&ヴォルフガング・ヴンダーリヒ
【収録内容】
1. 導入
2. ボースタード
3. 勉学とストックホルムでの最初の役
4. ウィーン、バイロイト、クナッパーツブッシュ、ベーム
5. メトロポリタン・デビュー、トゥーランドット、テノール
6. ウィーン国立歌劇場、カラヤン、「指輪」の録音
7. ヴィーラント・ワーグナー、ウィーンの聴衆
8. ニューヨーク、プリマドンナの座、ユーモア
9. ピアノ文化、エレクトラ
10. ライヴと録音、強さと感受性、誠実さ
11. カルロス・クライバーとの「エレクトラ」、ジェームズ・レヴァイン
12. 最後の年、財団、ビルギット・ニルソン賞
13. ビルギット・ニルソン博物館、終奏
14. クレジット
[劇中映像]
[オペラ]
プッチーニ:トスカ(MET 1968)
プッチーニ:トゥーランドット( ウィーン 1968,RAI 1969)
R. シュトラウス:サロメ(ルドルフ・ビング・ガラ 1972)
R. シュトラウス:エレクトラ(SVT 1965,MET 1980)
R. シュトラウス:影のない女( ストックホルム 1978)
ヴェルディ:マクベス(SVT 1965)
ヴェルディ:アイーダ(ストックホルム 1964)
ワーグナー:神々の黄昏(BBC 1964)
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(ウィーン芸術週間 1962)
[2017年インタビュー]
プラシド・ドミンゴ
ヨナス・カウフマン
ニーナ・シュテンメ
オットー・シェンク
クリスタ・ルートヴィヒ
マリリン・ホーン
エヴァ・ワーグナー・パスキエ
ヴァレリー・ショルティ
サー・ジョン・トゥーリー
ルトベルト・ライシュ
クレメンス・ヘルスベルク
ジェームズ・レヴァイン
ジョゼフ・ヴォルピ
ブライアン・ラージ
ヴィクトル・カレガリ
バリー・タッカー
【ブルーレイ】
画面:16:9
音声:PCM ステレオ
原語:英語
リージョン:All
字幕:ドイツ語、フランス語、日本語
89分
【DVD】
画面:16:9 NTSC
音声:PCM ステレオ
原語:英語
リージョン:All
字幕:ドイツ語、フランス語、日本語
89分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月09日 00:00