山田和樹&モンテカルロ・フィルの第1弾!ベルリオーズ:幻想交響曲
モンテカルロ・フィル音楽監督兼芸術監督、山田和樹がついに登場!
モンテカルロ・フィルの自主レーベル「OPMCクラシックス」は2010年にスタートし、当時の音楽監督クライツベルクの演奏をリリースしていました。しかし2011年にクライツベルクが急死し音楽監督不在の時期が続き、レーベルとしての活動も縮小していたのですが、2016年に山田和樹が新たに音楽監督兼芸術監督に就任、ついにオーケストラの録音が再開されました。山田和樹第1弾アルバムとなるのがこのベルリオーズ。指揮者とオーケストラの良好な関係が織りなすハイレベルな演奏がお聴き頂けます。大胆で手の込んだ管弦楽法にあふれた『幻想交響曲』は現在のモンテカルロ・フィルの力量をおおいに知らしめてくれます。すべての楽器が色彩豊かで繊細。明瞭でありながら柔らかさもあり、前半の美しさから引き込まれます。録音も分離が良く、細やかにさまざまな音が重なってくるのがしっかり聴こえます。第2楽章のハープの掛け合いも左右に分かれていて面白いです。後半の盛り上がりも見事。クレッシェンドやアクセントを丁寧にこなしながら、大きな流れで勢いを増していき力強いクライマックスへ突き進みます。『夢とカプリッチョ』は独奏ヴァイオリンがまさに夢のような美しい歌を紡ぐ協奏作品。ソロを弾く女性ヴァイオリニスト、リザ・ケロブはモンテカルロ・フィルのメンバーであり、クライツベルクの前任であるヤノフスキの時代からソリストを務めている名手で、しなやかな美音に魅せられます。
(キングインターナショナル)
【収録曲目】
ベルリオーズ:
(1)幻想交響曲 Op.14
(2)夢とカプリッチョ Op.8
【演奏】
山田和樹(指揮)
リザ・ケロブ(ヴァイオリン 2)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2017年5月16、19日/モナコ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月10日 00:00