キャリバン(Caliban)、11枚目のアルバム『Elements』
97年の結成以来、圧倒的な存在感を放ってきたジャーマン・メタルコアの雄キャリバンの11作目。
本作は「地球、空気、火、水」といったこの世に生きる者にとって最も重要な要素(エレメンツ)にインスパイアされた内容で、持ち前のブルータルさに加え、フックの強い磨き上げられたエモいメロディーを聴かせるクリーン・ヴォーカル・パートも大幅に盛り込むなど、もはやメタルコアの枠にとどまらないスケール感のある作品に仕上がっている。
アートワークは前作に続きドリーム・オン、ドリーマーのVo.マルセルが手掛けている。
本作からのサード・シングル「イッヒ・ブルーテ・フュア・ディッヒ」ではレーベルメイトであるエスキモー・コールボーイのVo.セバスチャン・“Sushi”・ビースラーがゲスト参加。
海外では4月に発売され、母国ドイツのアルバム・チャートで初登場6位とキャリア史上最高位を記録するなど、20年のキャリアを経てなお進化する彼らは、紛れもなくジャーマン・モダン・メタルを牽引し続けるトップランナーだ。
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掲載: 2018年06月01日 20:02