世界初録音!オリジナル1745年版“ラモー:オペラ・バレ「栄光の殿堂」”(2枚組)
[PBOsf 公式チャンネルより]
「カンディード」などで知られるヴォルテールとラモーとの、3作目の共作であるオペラ・バレ「栄光の殿堂」。
オーストリア継承戦争のフォントノワ戦勝記念としてルイ15世のために作曲されたこの作品は、ヴェルサイユ宮殿の大厩舎で二度上演された後に、市民劇場での再演のために当時の趣向に合わせ脚本も削られるなど改訂され、そちらの版が現在まで伝わっています。
今回、カリフォルニア大学バークレー校のライブラリーに眠っていた当時の手稿や印刷譜、台本などを元にラモー研究の第一人者ジュリアン・デュブリュクが初演時の版を復元し、1745年以来初めて、当初の力強いヴァージョンで全曲が蘇演されました。
マギーガンは「口では説明できないくらい豪華で壮観。トランペットからバグパイプまで様々な楽器が詰まったオーケストラが、信じられないほど凝った音楽を奏でる」と、この版を絶賛しています。
詳しい経緯を記した英文テキストや歌詞の英訳、美しい舞台写真などが満載の68ページにおよぶオールカラー・ブックレットも付属し、聴く者を古の王宮へと誘います。
フィルハーモニア・バロック管弦楽団自主レーベルの10周年記念盤。ちなみにこの作品には、スズキメソードに掲載され、ヴァイオリンを学ぶ少年少女には有名な「ラモーのガヴォット ニ長調」の原曲が含まれます。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
プロローグ付き3幕のオペラ・バレ「栄光の殿堂」
(ジュリアン・デュブリュクの復元によるオリジナル1745年版/世界初録音)
脚本:ヴォルテール
【演奏】
ガブリエル・フィリポネ(ソプラノ)
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
カミーユ・オルティス(ソプラノ)
アルタヴァスト・サルキシャン(オートコントル)
アーロン・シーハン(オートコントル)
フィリップ=ニコラ・マルタン(バリトン)
マルク・ラボネット(バリトン)
トニア・ダメリオ(ソプラノ)
ニコラス・マギーガン(指揮)
フィルハーモニア・バロック管弦楽団&合唱団
バレエ:ニューヨーク・バロック・ダンス・カンパニー
【録音】
2017年4月28-30日、ライヴ
カルフォルニア大学バークレー校 ゼラーバックホール
舞台写真撮影日(ジャケット、ブックレット):
2017年4月26日 ゼラーバックホール(ドレス・リハーサル)
総収録時間:2時間44分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年08月13日 00:00