ザ・ポウジーズ(The Posies)、93年の隠れたパワー・ポップ名盤が未発表音源多数追加で豪華2枚組復刻
美しいメロディと、時に湿り気を、そして時に爽やかさを伴うギター・ロック・サウンドで、パワー・ポップの礎を築き上げたレジェンド、ザ・ポウジーズ。彼らの出世作であり、パワー・ポップの隠れた名盤として名高い1993年発表のサード・アルバムが、2枚組CD&アナログ盤となって登場!
1987年にワシントン州ベリンガムで結成、88年に自主制作で発表したアルバム『FAILURE』が大きな注目を浴び、その後Geffen Recordsへと移籍し、数々の名パワー・ポップ・アルバムを発表、90年代を席巻したグランジの要素も含んだ普遍のメロディ・ラインを持つそのサウンドで、人気を博してきたパワー・ポップ界のレジェンド的存在、それがこのザ・ポウジーズだ。
アコースティックな音色や、シアトル特有のあの湿り気のあるギター・サウンド、そして爽やかな風を感じさせるキャッチーなギター・ポップ・サウンド…、そこに美しいメロディ・ラインを鳴り響かせ、永遠のパワー・ポップ・サウンドを聴かせてくれるザ・ポウジーズ。グランジがシーンを席巻していた時期でありながら常に「メロディー」を基調とした確固たるスタイルを貫き、シーンに強い印象を残してきた彼らの出世作にしてパワー・ポップの隠れた名盤として名高いサード・アルバム『FROSTING ON THE BEATER』(1993年)が、最新リマスター音源&多数のボーナス・トラックを収録した2枚組新装版となって現代に蘇ることとなった!
普遍的な美しいメロディに、ラウドでノイジーなギター・サウンドを組み合わせるというまさにパワー・ポップの見本とも言うべきサウンドが展開するこの『FROSTING ON THE BEATER』。ソニック・ユースやホール、ティーンエイジ・ファンクラブなどを手掛けるドン・フレミングがプロデュースを担当した今作からは“Flavor of the Month”や“Dream All Day”、“Solar Sister”、そして“Definite Door”といったシングル曲がリリースされ、全米のラジオ・ステーションから彼らの瑞々しくも激しいサウンドが流れ、一気に彼らの名を広めることとなった。
今回のリイシューは、オリジナル収録曲に最新リマスター音源を収録した全12曲収録の2枚組アナログ盤に加え、15曲の未発表曲を含む31曲のボーナス・トラックを追加収録した2枚組CDの2形態でのリリースとなる。2枚組CDのディスク1には最新リマスタリングが施されたオリジナル収録曲全12曲に加え、数々のボーナス・トラックを追加収録。そしてディスク2には計21曲ものボーナス・トラックをたっぷり収録している。ここに収録されている計31曲のボーナス・トラックの内、15曲は未発表音源という、ファンにとってはたまらない内容となっている。