初出!バルビローリ至福のモーツァルト!夫人とのオーボエ協奏曲、“リンツ”交響曲
完全初出!バルビローリ至福のモーツァルト!
自ら編集した「弦楽のための組曲」
夫人とのオーボエ協奏曲、「リンツ」交響曲
スイス放送の優秀録音!
バルビローリの未発表録音が登場。意外と録音が少なかったモーツァルト作品ばかりというところも興味津々。聞き物はバルビローリがモーツァルト作品を編集して4楽章の曲としてまとめた「弦楽のための組曲」。第1楽章はジングシュピール「バスティアンとバスティエンヌ」から前奏曲、第2楽章は、交響曲第2番K.17(現在はレオポルド作と目される)の第2楽章アンダンテ、第3楽章、第4楽章はディヴェルティメント第11番の第4楽章メヌエットと第1楽章アレグロ・モルトを採用しております。元々こういう曲があったんじゃないかと思えるほど自然で楽しい曲になっております。オーボエ協奏曲のソリストは2008年に亡くなったバルビローリ夫人(イヴリン・バルビローリ=ロスウェル)。この夫妻はハレ管と1959年にスタジオ録音していますが、こちらはその三年前。交響曲第36番「リンツ」はハレ管とのライヴも知られますが、愛奏曲らしく手の内に入ったホットな名演。フィナーレの回想シーンなどゆったりと胸の熱くなるような音楽。全体として遅めのテンポが採用されており、存分に歌わせて、ベロミュンスター放送管も人数の少なさを感じさせない立派な響きで応えます。モノラルですがスイス放送の優秀録音。どうやら一発収録らしく、オン・マイクで生々しいライヴ感がうずまく大熱演です。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
モーツァルト:
弦楽のための組曲(バルビローリ編、全4楽章)
第1楽章:ジングシュピール「バスティアンとバスティエンヌ」前奏曲
第2楽章:交響曲第2番K.17(現在はレオポルド作と目される)の第2楽章アンダンテ
第3楽章:ディヴェルティメント第11番の第4楽章メヌエット
第4楽章:ディヴェルティメント第11番の第1楽章アレグロ・モルト
[3’24”][4’29”][3’54”][3’24”]
オーボエ協奏曲ハ長調K.314(*)
[8’15”][8’45”][6’41”]
交響曲第36番「リンツ」ハ長調K.425
[8’16”][8’27”][3’47”][5’39”]
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
ベロミュンスター放送管弦楽団
(*)イヴリン・バルビローリ(Ob)
録音:1956年12月19日チューリヒ放送第1ホール、スタジオ録音・モノラル
【参考映像】夫妻共演のハイドン:オーボエ協奏曲
Sir John rehearses the Vancouver Symphony Orchestra
in the Oboe Concerto in C (attributed to Haydn), with Evelyn Rothwell
vaimusic公式YouTubeページより
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年10月18日 15:00