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メータも魅了した神童アルマ・ドイチャーが8歳の時に作曲した話題のオペラ“シンデレラ”が映像化!


[medici.tv 公式チャンネルより]

21世紀におけるモーツァルトの再来にして、巨匠ズービン・メータをも魅了した神童アルマ・ドイチャー。わずか8歳の時に書かれた話題のオペラ「シンデレラ」がソニー・クラシカルから映像リリース。

作曲家、ヴァイオリニスト、ピアニストのアルマ・ドイチャーは、2005年英国ハンプシャー州ベイシングストーク生まれ。大学教授と言語学者の両親はともにアマチュア音楽家。アルマは3歳の時に聞いたR.シュトラウスの歌曲「子守歌」に感動し、4歳で頭の中で様々なメロディが浮かぶようになり、5歳で「ドン・アロンゾ」の話によるオペラを、6歳でピアノ・ソナタを作曲。9歳の時にはヴァイオリン協奏曲を、12歳でピアノ協奏曲を書き、それぞれ自らが独奏者となって初演。モーツァルト、シューベルト、チャイコフスキーなど素敵なメロディとハーモニーを奏でる曲の作曲家が好きだそうですが、音楽家になりたかったファニー・メンデルスゾーンや、モーツァルトの姉であるナンネルなどの女性作曲家についても興味があるとのこと。「グーグルの創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが世界を変えたように、私も世界を変えたい」と語っています。すでに彼女は「モーツァルトの再来」とも呼ばれており、高い評価を得ています。
2018年8月にはルツェルン音楽祭に作曲家、ヴァイオリニスト、ピアニストとしてデビュー、自作のほかバッハのパルティータやスカルラッティのソナタを弾いています。9月には北ヨーロッパを巡るクルーズでウィーン・フィルのメンバーと共演、自作の「シンデレラ」を披露しています。

このオペラはアルマが8歳から作曲をはじめたもので、10歳の時に室内楽版が完成され、2015年にイスラエルで初演。その翌2016年に、ウィーンで構成と編成を拡大した版が何とズービン・メータの支援のもとに実現し、センセーションを巻き起こしました(上演はドイツ語)。さらに翌2017年12月、編成を拡大した版により、アメリカのサンノゼ・オペラで、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの指揮者としても有名なジェーン・グラヴァーと、アメリカのコンクールなどで近年優勝した若手歌手らが起用され、英語によって上演されました。アルマ・ドイチャーの作曲家としてのアメリカ・デビューとなったこの公演は全米の音楽メディアの関心を集め、CBSの名物ドキュメンタリー番組「60ミニッツ」を始めとする数多くのメディアで大きく取り上げられました。
今回映像ソフト化されるのは、7回の公演すべてがソールドアウトとなったこのサンノゼ・オペラでライヴ収録されたものです。

オペラは有名な「シンデレラ」に基づいていますが、少し設定が変更されています。舞台はシンデレラの継母が経営するオペラ・カンパニー。意地悪の姉2人は才能のないソプラノ歌手として描かれ、シンデレラは、美しいメロディが次々と頭に浮かんでくる生まれつきの天才作曲家・歌手であるにもかかわらず、歌うことを許されません。王子は詩人で、シンデレラは王子の詩とは気づかずに、その愛の詩に美しい音楽を作りますが、舞踏会で開催される歌唱コンクールで姉たちに盗まれてしまいます。姉たちはその歌を王子の前で歌うも成功せず、ついにシンデレラがその歌を歌いあげますが、王子は自分の詩を歌われたことに気づかず、真夜中になった時シンデレラは舞踏会から去ってしまい。その後王子は、その美しいメロディを使ってシンデレラを探しにいき、2人は結ばれます。

明快かつ親しみ深いメロディとハーモニーで、起伏のある楽しいオペラを作り上げたアルマ・ドイチャーの煌くような才能をぜひご堪能ください。
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
アルマ・ドイチャー:歌劇「シンデレラ」(全曲)
【出演】
ヴァネッサ・ベセッラ(ソプラノ:シンデレラ)
ジョナス・ハッカー(テノール:王子)
ネイサン・スターク(バリトン:王様)
クラウディア・チャパ(メゾ・ソプラノ:エメリン)
メアリー・ダンリービー(ソプラノ:義母)
ステーシー・タッパン(ソプラノ:姉)
カリン・ムシュガン(メゾ・ソプラノ:姉)
サンノゼ・オペラ管弦楽団&合唱団、バレエ団
ジェーン・グラヴァー(指揮)
【収録】
2017年、カリフォルニア、サンノゼ・オペラでのライヴ

ブルーレイ

 

DVD(2枚組)

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年10月29日 00:00