〈アーティストが選ぶ秋に聴きたい&観たいオススメは?〉TENG GANG STARR編
2015年に"NO MERCY"を公開し、『SCHOOL KILL』で騒がれるも活動休止。2017年kamuiとなかむらみなみのコンビで再起動してからは、MinchanbabyとWillyWonkaを交 えた"My Style"やMasayoshi Iimori製のウォブリーな"Dodemoii"などの話題曲を連発し、ブッ飛んだ異能ぶりを広めてきたTENG GANG STARR。カラフルな男女コンビという佇まいから後発のゆるふわギャングと比較する向きもありそうだが、この初のアルバムを聴けば独自性の煌めきは瞭然 だ。基本はkamuiが3-i名義でビートを制作し、寄る辺なさを下地にした言葉がプリミティヴな音の中でエモーションを輝かせる姿が清々しい。 SeihoやLil'Yukichi、soakubeats、LISACHRISらの援護もどこかディプロ的な全体の彩りに寄与した刺激的な快作! bounce (C)出嶌孝次