セルゲイ・イストミンが弾くピアノ伴奏によるチャイコフスキー“ロココの主題による変奏曲”、他!
ピアノ伴奏の『ロココ変奏曲』を収録!歴史的ピアノの音色と溶け合うチェロの歌が美しい
チェロと管弦楽のために書かれた名品であるチャイコフスキーの『ロココ変奏曲』。初演者であるフィッツェンハーゲンが大幅に手を入れて演奏したため、「フィッツェンハーゲン版」(変奏が7つ)とチャイコフスキーが本来作曲した「原典版」(変奏が8つ)の2種が知られていますが、実はピアノ・スコア・ヴァージョンの手稿譜も残されています。
チェリストのセルゲイ・イストミンはスコアを検証した結果、ピアノ伴奏でも十分に演奏できるとし、またその楽譜に書かれたチェロ・パートへの指示には見逃せない部分も多いと語っています。その手稿譜のコピーを用いて演奏したのがこのアルバム。チャイコフスキーが最初に思い描いた響きを思わせる美しい世界が広がります。
カップリングはこれまた長大な変奏曲を中間楽章に持つピアノ・トリオ。アルバム全編通してチャイコフスキーの変奏技法を堪能できます。
また、このアルバムで使われているピアノは1875年ヤコブ・ベッカー製。チャイコフスキー自身も愛奏したブランドのものです。
(キングインターナショナル)
【曲目】
チャイコフスキー:
ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33(原典版)
ピアノ三重奏曲イ短調『偉大な芸術家の思い出に』 Op.50
【演奏】
セルゲイ・イストミン(チェロ)
クレール・シュヴァリエ(フォルテピアノ)
マルティン・ライマン(ヴァイオリン)
【録音】
2016年6月、ベルギー、MIRY コンサートホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年11月27日 00:00