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アイドルから脱却すべくポップに叫んだ、ターニングポイントとなる初期のラストアルバム
The Beatles『ヘルプ』
シグニチャーソングともいわれる「HELP!!」から始まるポップで痛快なロックサウンド・アルバム。変換期といわれている次作の『ラバーソウル』と比べると、若さとポップさが前面に出ており、初期に括られるのも納得ですが、内省的な歌詞や、外部のミュージシャンの参加、新たな楽器の取り入れなど、実験的変化が垣間見れる奥深き作品。収録曲は、表題の“ヘルプ”のほか、リフと独特な変速リズムが印象的な“涙の乗車券”、ジョージ・マーティンの助言によりクラシックとの融合を果たしたポールの歴史的名曲“イエスタディ”等モンスターソングが並ぶが、ソングライティングの才能が開花しはじめたジョージ・ハリソンの“I Need You”“You Like Me Too Much”の2曲が取り上げられていることも特筆すべき。アルバムとしては、出演映画「ヘルプ!4人はアイドル」のサントラ(A面)と新曲&カバー(B面)で構成されており、個人的には是非アナログでも聴いて頂きたい。そして映画内“YOU'RE GOING TO LOSE THAT”の演奏シーンはスタイリッシュでかっこいいのでこちらも是非。
アリオ橋本店:吉田 智貴
吉田 智貴の「私とビートルズ」
87年の初CD化に沸いた当時、初めて買ったのが『ヘルプ! 』。ジャケ可愛く、“イエスタデイ”が収録していたから。“イエスタデイ”は「ポールが夢の中で作った曲だよ!」と、神話を大して興味の無い友達に語っていたのを思いだします。ちなみに、、ジャケの手旗信号は『HELP』ではありません。
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掲載: 2018年12月01日 17:00