Marillion(マリリオン)アルバム『CLUTCHING AT STRAWS / 旅路の果て』が2018年最新リミックス&リマスターで蘇る
英国のいぶし銀プログレッシヴ・ロック・バンド、マリリオン。 現在もUKやヨーロッパを中心に精力的にツアーを行い、コンスタントに新作を発表し続けている彼らだが、ここ日本でも今年の9月に2年連続の来日公演を行い、多くのブリティッシュ・ロック・ファンとプログレッシヴ・ファンの熱狂させたばかりだ。今年6月に彼らの1994年の7作目『BRAVE』が、スティーヴン・ウィルソンの最新リミックス&リマスターで蘇ったが、それに続く新たなリミックス&リマスター作品が早くも登場した!
マリリオンの通算4作目になるスタジオ・アルバムが1987年発表の『CLUTCHING AT STRAWS / 旅路の果て』。全英アルバム・チャート2位に輝いたこのアルバムからは、「Incommunicado(さらば青春の光)」、「Sugar Mice(雨にうたれるシュガー・マイス)」、「Warm Wet Circles」と3曲の全英TOP40シングルが誕生した。どこかロードムービーを思わせる雰囲気が漂う本作は、メディアなどから高い評価を集め、1987年Q Magazineのベスト50アルバムの1枚に選ばれた。
そして2018年――初代ヴォーカリスト、フィッシュ最後のアルバムとなる本作が発売から30年以上を経て、新たな音像で蘇る!アルバムのニュー・リミックスを手掛けるのは、Andy BradfieldとAvril Mackintosh。バンドも自身のオフィシャル・サイトで“オリジナルのステレオ・ミックスより良くなっている”と、その仕上がりに満足しているという。
今回リリースされるCD4枚、ブルーレイ1枚からなる5枚組デラックス・エディションのCD1には、このAndy Bradfield とAvril Mackintoshによる、オリジナル・アルバムの2018年ニュー・リミックス音源を収録。
そしてCD2とCD3には、フィッシュが在籍した最後のツアーから、1987年の12月19日にエジンバラのPlayhouseで行われたライヴを完全収録。彼らのデビュー・アルバム『SCRIPT FOR A JESTER'S TEAR (独り芝居の道化師)』から当時の最新作であった『CLUTCHING AT STRAWS』までの楽曲を網羅した、彼らのそれまでのキャリアを総括するようなセットリストには、「Garden Party」や「Punch And Judy」、「Keyleigh」、「Warm Wet Circles」など彼らの代表曲がズラリと並んでいる。ここに収録されているライヴ音源のいくつかは、1988年にリリースされたライヴ・アルバム『THE THIEVING MAGPIE』に収録されているが、ライヴが完全に収録されるのは今回が初めてとなる。このライヴ・ディスクのミックスは、Michael Hunterが手掛けている。
CD4には、1999年に発売された2枚組リマスター・デラックス・エディションに収録されていたデモ音源を収録。アルバムの制作過程を垣間見ることが出来るこれらのデモ音源だが、今回の発売に際し、「Hotel Hobbies/Warm Wet Circles」、「Just For The Record」、「Tourch Song」、そして「Slainte Math」の4曲の未発表デモ音源が追加収録されている。
ブルーレイ・ディスクには、アルバムの1987年発売時のオリジナル・ミックスに、今回新たにリミックス&リマスターされたアルバム音源を、48/24 PCMステレオ・ミックス、48/24 LPCMマスター・オーディオ 5.1ミックス、48/24 DTSマスター・オーディオ5.1ミックスなど様々な形態で収録。また映像コンテンツとして、英国のジャーナリスト、ミック・ウォールがバンドにインタビューし、アルバムについて語る約60分のドキュメンタリー映像と、アルバムからのシングル、「Incommunicado(さらば青春の光)」、「Sugar Mice(雨にうたれるシュガー・マイス)」、「Warm Wet Circles」のミュージック・ビデオが収められている。
ヴォーカルがスティーヴ・ホガースに変わってからもなお、今でもライヴで愛され続けている楽曲を多く含む『CLUTCHING AT STRAWS / 旅路の果て』。その魅力は発売30年経ってもなお、少しも色褪せていないのだ!
【収録曲】
CD1: Clutching At Straws (2018 Andy Bradfield & Avril Mackintosh Re-mix)
01. Hotel Hobbies
02. Warm Wet Circles
03. That Time of the Night (The Short Straw)
04. Going Under (Alternate Version)
05. Just for the Record
06. White Russian
07. Incommunicado
08. Torch Song
09. Slàinte Mhath
10. Sugar Mice
11. The Last Straw
12. Happy Ending
CD2: Live at the Edinburgh Playhouse 1987 (2018 Michael Hunter Mix)
01. La Gazza Ladra
02. Slàinte Mhath
03. Assassing
04. White Russian
05. Incubus (10.36)
06. Sugar Mice (6.14)
07. Fugazi (9.57)
08. Hotel Hobbies (4.05)
09. Warm Wet Circles (4.17)
10. That Time of the Night (The Short Straw) (6.00)
CD3:Live at the Edinburgh Playhouse 1987 (2018 Michael Hunter Mix)
01. Pseudo Silk Kimono (intro)
02. Kayleigh
03. Lavender
04. Bitter Suite
05. Heart of Lothian
06. The Last Straw
07. Incommunicado
08. Garden Party
09. Market Square Heroes (incomplete, featuring ‘My Generation’, ‘Margaret’ & ‘Let’s Twist Again’)
CD4:1999 Remaster Demos
01. Beaujolais Day (Demo)
02. Story From A Thin Wall (Demo)
03. Shadows On The Barley (Demo)
04. Exile On Princes Street (Demo)
05. Sunset Hill (Demo)
06. Tic-Tac-Toe (Demo)
07. Voice In The Crowd (Demo)
08. White Russians (Demo)
09. Sugar Mice In The Rain (Demo)
<Previously unreleased Demos>
10. Hotel Hobbies/ Warm Wet Circles (The Mosaic Demos)
11. Just for the Record (Demo)
12. Torch Song (Demo)
13. Slainte Mhath (Demo)
【Blu-ray DISC】
●アルバム『Clutching At Straws (2018 Andy Bradfield & Avril Mackintosh Re-mix)』
- 48/24 PCM Stereo Remix
- 48/24 LPCM Master Audio 5.1 Mix
- 48/24 DTS Master Audio 5.1 Mix
ドキュメンタリー:『“The Last Straw” Clutching At Straws』(60分)
("Interviews with Fish & Band -Filmed at Ye Old Reindeer Inn, Oxford by David Barras Mick Wall interviewing.")
●ミュージック・ビデオ
01. Incommunicado
02. Sugar Mice
03. Warm Wet Circles
●オーディオ・ボーナス・トラック:
アルバム『Clutching At Straws (Original 1987 Album Mix)』
01. Hotel Hobbies
02. Warm Wet Circles
03. That Time of the Night (The Short Straw)
04. Just for the Record
05. White Russian
06. Incommunicado
07. Torch Song
08. Slàinte Mhath
09. Sugar Mice
10. The Last Straw
11. Happy Ending
<Bonus Tracks (Audio Only)>
11. Incommunicado (Alternative Version)
12. Tux On
13. Going Under (Extended Version)
タグ : プログレッシブロック (Progressive Rock) リイシュー リマスター ロック復刻&発掘
掲載: 2018年12月04日 17:00