バイバ・スクリデが弾く“ヴァイオリン協奏曲”収録!エルツ&エストニア国立響によるヘイノ・エッレル作品集
20世紀エストニア音楽界を牽引した作曲家の一人、ヘイノ・エッレルの作品集。2018年「エストニア独立100周年」を記念してのリリースです。
名手スクリデをソリストに据えた「ヴァイオリン協奏曲」は、抒情的で技巧的な作品。単一楽章の中で旋律が目まぐるしく変化し、時には民族音楽的な要素も聴かれる興味深い曲です。
1916年に構想され、1964年に完成された「幻想曲」は短いながらも魅力的な雰囲気を持っています。
さまざまな素材が組み合わされ絵画的な表現が美しい「交響的伝説」はエッレルにおける中期の傑作。このエルツの演奏は改訂稿を用いた初の録音となります。
「交響曲第2番」は悲劇的な性格を持ち、当時のソ連で推進されていた「社会主義リアリズム」の流れに乗ることができず、書き上げられることのなかった作品です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ヘイノ・エッレル(1887-1970):
1.ヴァイオリン協奏曲 ロ短調(1933-34/1937改訂/1964再改訂)
2.交響的伝説(1928/1938改訂)…世界初録音
3.幻想曲 ト短調 -ヴァイオリンとオーケストラのための(1916/1964オーケストレーション)
4.交響曲第2番(未完成)-第1楽章 Andante. Allegro molto(1947)
【演奏】
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
オラリー・エルツ(指揮)
エストニア国立交響楽団
【録音】
2018年4月…2
2017年11月…1.3
2014年…4
エストニア、タリン エストニア・コンサート・ホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年12月07日 00:00