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ロン・ユー&上海響がルツェルン音楽祭初登場!ヴェンゲーロフの熱演のチャイコフスキー“ヴァイオリン協奏曲”収録!

ロン・ユー

中国のオーケストラがルツェルン音楽祭に初登場しました。1963年生まれの指揮者ロン・ユー(余隆)率いる上海交響楽団で、驚きの実力を披露しています。ロシアの作曲家による3篇を演奏していますが、一曲目のアーロン・アヴシャロモフ(1894-1965) は極東ニコラエフスク・ナ・アムーレに生まれ、1918年から1947年まで中国に暮らし、同国のクラシック音楽の発展と教育に多大な貢献をした父的存在。

アヴシャロモフは1932年に上海へ移り、上海交響楽団を指揮するなど同楽団とも深い関係があるので、ここでとりあげているのも敬意の表れと申せましょう。
1931年作の「北京のフートン(胡同)」は北京の裏道の雑踏を描いた色彩的な作品で、中国本土で作られたオーケストラ曲第1号とされます。中国最初の民族主義的オーケストラ曲を作ったのがロシア人というのは意外ですが、現在の上海交響楽団の演奏で聴くことができるのは感動的。中華風味満点で、誰もが面白く聴くことのできる奇作です。

さらなる注目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をヴェンゲーロフが演じていること。ヴェンゲーロフ久々の新録音で、アバドとの共演盤から21年を経た円熟ぶりを味わえます。

メインはショスタコーヴィチの交響曲第5番。1937年の作ゆえアヴシャロモフの「北京のフートン」とほぼ同時代ながら、緊張感の違いに驚かされます。中国のオーケストラによるショスタコーヴィチが素晴らしいことも嬉しい発見と申せましょう。
(キングインターナショナル)
【曲目】
1.アーロン・アヴシャロモフ:交響詩「北京のフートン」(1931)
2.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
3.ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
【演奏】
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)[2]
ロン・ユー(指揮)
上海交響楽団
【録音】
2017年8月
ルツェルン・カルチャー・コングレス・ホール

ブルーレイ

リージョンオール
画面:Full HD 16:9
音声:DTS HD MA 5.0、PCM STEREO
収録時間:109’39”

 

DVD

リージョンオール
画面:16:9、NTSC
音声:DD5.1, DTS5.1、PCM STEREO
収録時間:109’39”

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年12月18日 00:00