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マルティン・ヘルムヒェンの新録音!メシアンの傑作の一つ“幼子イエスに注ぐ20のまなざし”(2枚組)

メシアン

1944年に作曲された「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」はメシアンの最も重要、かつ規模の大きなピアノ曲集の一つ。全曲を演奏するためにはほぼ2時間を要すこの曲は、全編にわたって神への賛美や彼が愛した鳥の声などが混然一体となって盛り込まれています。5曲目ごとに重要な内容を持つ曲が置かれ、曲の中にはしばしば“神の主題”を表す嬰ヘ長調の和音が顕れ、その柔らかい響きが全曲に統一感を与えるとともに、ある種の聴きやすさももたらされています。

ヘルムヒェンはこう語ります。「この20世紀最高の"鍵盤楽器による神聖な音楽"に魅了されてからというもの、作品を深く研究し理解しようと努めました」「“決して官能的でも神秘的でもない”この作品は聴き手への大胆な挑発であり、メシアンの仕掛けた冥想の世界に入ることで、神に出会い崇拝することになるのです」。
その言葉どおり全ての曲で変幻自在な響きと静けさを対比させながら、緊張感あふれる世界を描き出しています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
メシアン(1808-1992):幼子イエスに注ぐ20のまなざし
[DISC 1]
1.第1曲:父のまなざし
2.第2曲:星のまなざし
3.第3曲:交わり
4.第4曲:聖母のまなざし
5.第5曲:子を見つめる子のまなざし
6.第6曲:その方によって全ては成されたり
7.第7曲:十字架のまなざし
8.第8曲:天のいと高きところのまなざし
9.第9曲:時のまなざし
10.第10曲:喜びの聖霊のまなざし

[DISC 2]
1.第11曲:聖母の初聖体
2.第12曲:全能の言葉
3.第13曲:降誕祭
4.第14曲:天使たちのまなざし
5.第15曲:幼子イエスの口づけ
6.第16曲:預言者たち、羊飼いたちと博士たちのまなざし
7.第17曲:沈黙のまなざし
8.第18曲:恐るべき感動のまなざし
9.第19曲:私は眠っているが、私の魂はめざめている
10.第20曲:愛の教会のまなざし

【演奏】
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)

【録音】
2014年5月27-31日、イエス=キリスト教会 ベルリン、ドイツ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月22日 00:00