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マクシミウク&シンフォニア・ヴァルソヴィアによるグレツキ父子の管弦楽作品集


[YouTube シンフォニア・ヴァルソヴィア - トピックより]

1992年、イギリスのFM放送がきっかけで大ヒットを記録することとなったグレツキの『悲歌のシンフォニー』は、多様な層に訴求したことも十分に頷けるゆったりとしたサウンドが魅力的なもので、深い悲しみがやわらく表現されたその世界には独特の宗教観が反映されているとも言われていました。
グレツキは前衛的な要素を抑えて、ミニマリズムや宗教的な要素を作品に反映させるようになります。その後、調性的な作風で地道に創作を続け、次第に知名度を高めて行き、『悲歌のシンフォニー』で、グレツキの名は一躍有名になりました。

このアルバムの最初の曲は、グレツキの息子であるミコワイ・グレツキ(1971-)の「オルフェオとエウリディーチェ」の話を3楽章形式の交響詩とした作品。
そして、父ヘンリクの2つの作品。悲しむような、また心を癒すような不思議な弦楽の響き。突然の民族的なポルカ、など独自の作風が味わうことのできるアルバムです。
指揮はポーランドの大御所指揮者イェジー・マクシミウク。
(ワーナーミュージック)

『Goreccy ~ヘンリク&ミコワイ・グレツキ:管弦楽作品集』
【曲目】
1) ミコワイ・グレツキ(1971-):オルフェオとエウリディーチェ、
2) ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):2つのトリスタン後奏曲とコラール Op.82
3) ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):あるポルカのための小レクイエム Op.66
【演奏】
イェジー・マクシミウク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
アンナ・ゴレツカ(ピアノ:3)

【録音】
2016年10月16日(タンスマン音楽祭でのライヴ録音)
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年02月15日 00:00