シャニ・ディリュカの新録音!『TEMPÉRAMENTS~C.P.E.バッハとモーツァルト作品集』
シャニ・ディリュカの深く豊かな語り口によるC.P.E. バッハとモーツァルト
グレース王妃に見出されたピアニスト、シャニ・ディリュカの新譜は、C.P.E.バッハとモーツァルトとの、音楽的あるいは精神的に親子のような関係をさぐるプログラム。
「彼は父であり、われわれは子供だ」とはモーツァルトがC.P.E.バッハを表現した言葉ですが、モーツァルトが愛したヴァルターのフォルテピアノ(コピー)でC.P.E.バッハとモーツァルトの作品を演奏し、その関係性に光を当てるという試みも収録されています。
感情(気分)というものが、当時の芸術作品のひとつの重要な要素であったことも感じさせる演奏で、ふたりの作曲家の作品を、またあらたな視点で楽しむことができます。
シャニ・ディリュカはスリランカ出身の両親のもとモナコで生まれ育ち、グレース王妃に見出されて英才教育を受けたピアニスト。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもたびたび来日し、その力強いタッチと豊かな語り口の音楽で聴衆を魅了しています。協奏曲で共演の指揮者ベン・グラスバーグはケンブリッジ大学を卒業後、英国ロイヤル・アカデミーでシャーン・エドワーズに指揮を学び、2017年9月、第55回ブザンソン指揮者コンクールで優勝したほか、聴衆賞、オーケストラ賞も受賞した、注目度急上昇の若手です。
(キングインターナショナル)
『TEMPÉRAMENTS~C.P.E.バッハとモーツァルト作品集』
【曲目】
C.P.E.バッハ:アンダンテ・コン・テネレッツァ(Andante con tenerezza) Wq.65/32 (H.135)
C.P.E.バッハ:ソルフェッジオSolfeggio ハ短調 H.220
C.P.E.バッハ:スペインのラ・フォリアにもとづく12の変奏曲 H.263
C.P.E.バッハ:ピアノ協奏曲 ニ短調 Wq.23
C.P.E.バッハ:わがジルバーマン・ピアノへの別れ Wq.66(H.272)
W.A.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 KV310/300d
W.A.モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397/385g *
C.P.E.バッハ:アンダンテ・コン・テネレッツァ Wq.65/32 (H.135)*
【演奏】
シャニ・ディリュカ(ピアノ)
(* は1790年アントン・ヴァルターのピアノフォルテ(コピー)を使用)
パリ室内管弦楽団
ベン・グラスバーグ(指揮)
【録音】
2018年7月、8月
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月22日 00:00