フルトヴェングラーの第九 (1953.5.30ウィーン・ニコライ演奏会のライヴ) がUHQCDで復活!
「最晩年のフルトヴェングラーが到達した究極の《第9》の姿」(宇野功芳)
フルトヴェングラー初出の《第九》として、2009年にドリームライフ(エピタフォーン・レーベル)から発売され、『レコード芸術』誌で”特選”を獲得、大評判を呼んだこの名盤がキングインターナショナルから復活します!しかも高音質CD“UHQCD”で!!このディスク、演奏・録音ともに全曲盤が13種存在するフルトヴェングラーの《第九》の中で最高ランクの評価!限定発売となりますので、この機会にお忘れなきようお求めください。
(キングインターナショナル)
この演奏、録音の要点としては、次の六点があげられる-
(1)演奏全体に、目立ったミスがなく、最後まで充実している事。
(2)演奏全体の印象を低下させる様な録音時のテープ、経時変化などに特別大きな不調がなく、終楽章でも音量不足や音質の劣化がない事。
(3)第1楽章の展開部フーガ部分の充実、再現部冒頭の壮絶な表現によって迫力が増し、各楽章の表現に理想的なバランスが出ている事。
(4)第3楽章の表現が深い上にさわやかで、自然な流れが見事である事。
(5)最初から熱気があり、指揮者、オーケストラ、ソリスト、合唱団、及び聴衆全体に、曲、演奏に打ち込む一体感が出ている事。
(6)全体を通じてフルトヴェングラーの個性が最大限発揮されているが、それを超越してベートーヴェン「第9交響曲」の内容が直截に伝わってくる点で、最高の賛辞が与えられる事。
(日本フルトヴェングラー協会 平田治義)【2019年2月追記のライナー・ノーツより】
「すでに翌31日のライヴがグラモフォン・レーベルで出ており、バイロイト盤を大人しくしたような解釈がなかなかすばらしく、録音もバイロイト盤を凌ぐほどであるが、今回の30日盤は演奏、録音ともにいっそう見事で、最晩年のフルトヴェングラーが到達した究極の《第9》の姿を示している。」 (宇野功芳 『レコード芸術』2009年4月号「新譜月評」より)
(エピタグラフ)・・・歴史的価値ある音源の発掘・蒐集・復刻を目的に2019年に立ち上げた国内の自主制作レーベル。 旧エピタフォーン・レーベル。
フルトヴェングラーの第九(1953.5.30ウィーン・ニコライ演奏会のライヴ)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・ジングアカデミー イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)パウル・シェフラー(バス)
録音:1953年5月30日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)【オットー・ニコライ演奏会(同年1月23日の繰り延べ演奏会)】
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月27日 00:00