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トリオ・ザディーグのデビュー・アルバム!ラヴェル“ピアノ三重奏曲”、バーンスタイン“ウエスト・サイド・ストーリー(ピアノ三重奏編)”、他!


[Outhere Music 公式チャンネルより]

フランスの生まれでパリ音楽院とウィーン音楽大学で共に学んだボリス・ボルゴロットとマルク・ジラール・ガルシアが、帰国後に出会ったアメリカのピアニスト、イアン・バーバーと共に組んだピアノ三重奏団、トリオ・ザディーグのデビュー・アルバム。

ヴォルテールの作品からグループ名を取った彼らによる、やはりヴォルテールを原作とするバーンスタインのミュージカル「キャンディード(カンディード)」序曲で幕を開けるこのアルバムは、名作「ウエスト・サイド・ストーリー」へと続き、弾けるようなリズムとメランコリックな歌いまわしの美しさにどんどん惹きつけられます(Transartでフレンチ・ジャズ感覚漂うモーツァルトやバッハの名盤を連発してきたピアニスト=アレンジャーのブリュノ・フォンテーヌによる編曲)。

メインはラヴェルによる大作で、ここでの色彩豊かな表情も実に見事。20世紀を生きたバーンスタインと19世紀生まれのラヴェルという2人の実り多い出会いを間で演出するのは、21世紀の作曲家バンジャマン・アタイール。トゥールーズの出身という、メンバー2人と同郷のアタイールがこのトリオのために書いた「Asfar」は、弦2人とピアノが対話をするように開始されますが、この組み合わせが次々に変化し、3パート相互の掛け合いへと発展していく緊張感あふれる刺激的な作品です。
ハイドンからラフマニノフ、ショスタコーヴィチにヴァスクスと、すでに著名なピアノ三重奏曲のほとんどをレパートリーとしている彼ら。近現代によるプログラムのこのアルバムは、若い世代ならではの、ほんの名刺代わりと言えそうです。
(ナクソス・ジャパン)

『Something in Between~バーンスタイン、バンジャマン・アタイール、ラヴェル』
【曲目】
1.バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編曲):「キャンディード」序曲

バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編曲):「ウエスト・サイド・ストーリー」ファンタジー
2.I プレリュード
3.II 何か起こりそう
4.III チャ・チャ/マリア
5.IV マンボ
6.V クール
7.VI ひとつの手、ひとつの心
8.VII 決闘
9.VIII アイ・フィール・プリティ
10.IX トゥナイト
11.X サムホエア
12.XI アメリカ
13.XII 終曲

14.バンジャマン・アタイール(1989-):Asfar

ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67
15.I Modéré
16.II パントゥム Assez vif
17.III パッサカーユ Très large
18.IV 終曲 Animé

【演奏】
トリオ・ザディーグ
[メンバー]
イアン・バーバー(ピアノ) アメリカ
ボリス・ボルゴロット(ヴァイオリン) フランス
マルク・ジラール・ガルシア(チェロ) フランス

【録音】
2018年8月13-17日
エリザベート音楽院ホール、ワーテルロー(ベルギー)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年03月04日 00:00