ルドヴィコ・エイナウディの壮大なプロジェクト始動!『セヴン・デイズ・ウォーキング(DAY 1)』
[Ludovico Einaudi 公式チャンネルより]
福山雅治主演・是枝裕和監督作、映画「三度目の殺人」の音楽を手掛けたルドヴィコ・エイナウディの最新作!
エイナウディが、創立90周年を迎えたイギリスのレーベル「デッカ・レコード」と新たなグローバル契約を結び、その第1弾プロジェクトとして「セヴン・デイズ・ウォーキング」をリリースすることを発表。
「セヴン・デイズ・ウォーキング」は、7か月間に渡って毎月1タイトルずつアルバムがリリースされる壮大なプロジェクト。昨年1月にエイナウディ自身が冬山を歩き、そこで体験した様々な感覚からインスピレーションを得て作曲された作品たちで、「DAY 1」から「DAY 7」までに分かれて、それぞれが1日のヴァリエーションとなっており、ピアノとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが、美しく穏やかで瞑想的な音楽を奏でています。
「セヴン・デイズ・ウォーキング」は、7日間にわたって同じ道を歩くというコンセプトから生まれたアルバムですが、その日の天気、季節、歩行者の気分、道で出会う動物たちなど、風景の中の様々な要因によって、日々の体験はまったく異なります。
このプロジェクトでは7ヶ月間にわたって毎月1枚ずつアルバムをリリースしていく予定です。DAY1でテーマが提示され、DAY2からDAY7はそのテーマに基づく6つのバリエーションとしてDAY6まではピアノ、ヴァイオリン、チェロによるセッションで描かれ、最後のDAY7はピアノ・ソロ演奏で綴られています。
DAY1とDAY7はCDとしてもリリースされますが、DAY2からDAY6はデジタルのみのリリース予定で、コア・ファンのために全作品を収録したBOXセットが発売される予定となっています。
「毎朝あなたの家の窓から外を眺めることを想像してみてください。同じ窓から眺める景色でも、その日のあなたの気分によって特別な感情が芽生えることを。」
ルドヴィコ・エイナウディ
(ユニバーサルミュージック)
『ルドヴィコ・エイナウディ~セヴン・デイズ・ウォーキング(DAY 1)』
【曲目】
1.Low Mist Var 1
2.Low Mist
3.Gravity
4.Matches
5.Cold Wind Var 1
6.Golden Butterflies
7.Fox Tracks
8.A Sense of Symmetry
9.The Path of the Fossils
10.Ascent
11.Low Mist Var 2
【演奏】
ルドヴィコ・エイナウディ
<ルドヴィコ・エイナウディ>
現在、イタリア政府音楽大使を務めるルドヴィコ・エイナウディは1955年11月23日、トリノの名門に生まれた。
祖父ルイージ・エイナウディはイタリア共和国第2代大統領を務めた経済学者、父ジュリオ・エイナウディは老舗出版社「ジュリオ・エイナウディ・エディトーレ」(現在はベルルスコーニ一族が率いる大手出版社モンダドーリ傘下)の創立者。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でアツィオ・コルギに作曲を師事。
1982年に卒業後、同音楽院大学院生として20世紀現代音楽を代表する作曲家のひとりルチアーノ・ベリオに師事した。このまま行けばクラシックの作曲家として大成するところだが、エイナウディはそうした道を進まなかった。1960年代に多感な少年時代を過ごした彼は、当然のことながらビートルズの洗礼を受け、かなり早い時期からギターを弾き始めていたのである。彼が最初に買ったアルバムがビートルズの『リボルバー』だったというのは、非常に象徴的だ。というのも、『リボルバー』には弦楽八重奏をバックに用いた《エリナー・リグビー》があり、シタールやタブラといったインドの民俗楽器を使った《ラブ・ユー・トゥ》があり、要するに「ロック」の一言では収まりきらないアルバムに仕上がっている。そうした特徴は、後年のエイナウディにもそのまま受け継がれていく。
クラシックをベースにあらゆるジャンルを取り入れ映像的で美しいミニマルミュージックを作り上げるエイナウディは、今もっともお洒落なインストゥルメンタルとして若者を中心にヨーロッパでは大反響。数々のCM音楽やサウンドトラックを手掛け、今までに手掛けたアルバム(トータル10枚)はヨーロッパを中心に売れ続け計100万枚を越えるセールスを記録している。
日本では2011年 映画「最強のふたり」の音楽制作を手掛けた作曲家ピアニストとして多くの人に知られるようになる。
(ユニバーサルミュージック)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月05日 00:00