2009年スフェリステイオ・オペラ・フェスティヴァルで上演されたモーツァルト“歌劇「ドン・ジョヴァンニ」”が再発売!ダルカンジェロ出演!
2009年スフェリステリオ・オペラ・フェスティヴァルで上演された『ドン・ジョヴァンニ』のライヴ映像が再発売されます。
スフェリステリオ・オペラ・フェスティヴァルは、中世都市の面影を残すマチェラータで行われる野外オペラ。1820年代に建設された古代テニスのための新古典主義建築の競技場がメインの舞台となりますが、客席550席の中劇場ラウロ・ロッシ劇場も1989年の改装以来オペラが上演されています。
演出は音楽祭の芸術監督も務めた巨匠ピエール・ルイジ・ピッツィ。イタリア絵画のような美感をたたえた伝統的な舞台づくりに、ピッツィ得意の官能美を加えた美しい演出。
タイトルロールはイタリアの人気バス、イルデブランド・ダルカンジェロ。ドン・ジョヴァンニは彼の当り役で、ベルリン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、そして2014年夏にはザルツブルク音楽祭で大絶賛され、2015年の英国ロイヤル・オペラとの来日公演でも好評を博しました。堂々とした歌に逞しい体躯と大変に魅力溢れるドン・ジョヴァンニです。
レポレッロのアンドレア・コンチェッティは、イタリア、マルケ州、グロッタンマーレ生まれのバス。中堅のバッソブッフォとして大活躍しており、中でもレポレッロは頻繁に歌っています。
ドンナ・エルヴィーラは日本でもお馴染みのイタリアのソプラノ、カルメラ・レミージョ。モーツァルトは得意中の得意。
ドンナ・アンナのミルト・パパタナシュは、ギリシャ生まれのソプラノ。美しい顔立ちで、ヴェルディ『トラヴィアータ』のヴィオレッタが当り役。モーツァルトやロッシーニでも高く評価されています。日本では2010年10月、新国立劇場での『フィガロの結婚』で伯爵夫人を歌っています。さらに飛ぶ鳥を落とす勢いのギリシャの鬼才クルレンツィス指揮『ドン・ジョヴァンニ』の録音にも参加しています。
ゼルリーナのマヌエラ・ビシェリエは、世界遺産で知られる南イタリア、マテーラ生まれのソプラノ。小悪魔的な魅力を持ち、ピッツィがそれを際立てています。
ドン・オッターヴィオのマーリン・ミラーは米国のテノール。非常にレパートリーの広い達者なテノールで、ここでも個性が滲むドン・オッターヴィオになっています。
指揮は俊英リッカルド・フリッツァ。彼らしい引き締まったスピード感のある『ドン・ジョヴァンニ』ですが、イタリア的美感とモーツァルトらしさを両立させているのがさすがです。
(キングインターナショナル)
【曲目】
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』(全曲)
【出演】
イルデブランド・ダルカンジェロ(ドン・ジョヴァンニ/バス)
アンドレア・コンチェッティ(レポレッロ/バス)
ミルト・パパタナシュ(ドンナ・アンナ/ソプラノ)
カルメラ・レミージョ(ドンナ・エルヴィーラ/ソプラノ)
マーリン・ミラー(ドン・オッターヴィオ/テノール)
マヌエラ・ビシェリエ(ゼルリーナ/ソプラノ)
ウィリアム・コッロ(マゼット/バス=バリトン)
エンリーコ・イオーリ(騎士長/バス)
リッカルド・フリッツァ(指揮)
マルケ地方財団管弦楽団
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ合唱団
(合唱指揮:デイヴィッド・クレシェンツィ)
演出、装置、衣装:ピエール・ルイジ・ピッツィ
照明:セルジョ・ロッシ
振付:ロベルト・マリア・ピッツート
【収録】
2009年7月23日(ライヴ)
スフェリステリオ・オペラ・フェスティヴァル、ラウロ・ロッシ劇場、マチェラータ
[国内仕様盤は日本語帯・解説付]
画面:16:9、1080i
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA 5.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語、日本語
原語:イタリア語
Region All
収録時間:174分
[国内仕様盤は日本語帯・解説付]
画面:16:9、NTSC
音声:PCM ステレオ、DTS 5.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語、日本語
原語:イタリア語
Region All
収録時間:174分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月14日 00:00