デュメイ門下の新鋭!マリア・ミルシテインの姉妹デュオによるラヴェル/ヴァイオリン作品集
【参考映像】ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(1897)
マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ハンナ・シバイエヴァ(ピアノ)
AVROTROS Klassiek公式YouTubeページより
モスクワ生まれでグルーベルトとデュメイに学んだ女性ヴァイオリニスト、マリア・ミルシテインはARDミュンヘン国際コンクールの入賞者で、2016年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラストより奨学金を受け、2018年にはオランダ文化省よりオランダ音楽賞を受賞した新鋭です。高名なナタン・ミルシテインとは血縁が無いそうですが、そのセンスとテクニック、高い知性は、師のオーギュスタン・デュメイも絶賛しているところです。上に掲げた動画での演奏でもわかる通り、彼女の個性はラヴェル作品にぴったり。ピアニストを妹に代えた、このアルバムの出来栄えも期待できます。ヴァイオリン好きにとっては目を離すことのできない新鋭奏者と言えるでしょう。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
ミルシテイン姉妹によるラヴェル
スペインはもとより、東欧、そして東洋の音楽に魅せられ、それらを取り入れたスタイルの作品を多く書いたラヴェル。ラヴェルが見た様々な世界を追体験できるプログラムの1枚の登場。マリヤ・ミルシテインとナターリヤ・ミルシテインは姉妹。ヴァイオリンのマリヤはグルベルトとデュメイに師事。ピアノのナターリヤは父とネルソン・ゲルネルに師事。共演CDは「ヴァントゥイユのソナタ」(MIR 384)がありますが、マリヤの力強い音色と、ナターリヤの強靭な技巧は相性ぴったり。今後に要注目の姉妹です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ラヴェル:作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1897)
5つのギリシア民謡(マリヤ・ミルシテイン編)
フォーレの名による子守歌
ヴァイオリン・ソナタ(1923-27)
「カディッシュ」(2つのヘブライの歌より/ルシアン・ギャルバン編)
ツィガーヌ
ハバネラ形式の小品
【演奏】
マリヤ・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ナターリヤ・ミルシテイン(ピアノ)
【録音】
2018年11月24-28日
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年05月13日 00:00