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ムーティ初出ライヴ!リヒテルとのベートーヴェン第3番、ディアスとの“アランフェス”!

リヒテル&ムーティのベートーヴェン

リヒテル&ムーティの初出音源またまた登場!
77年フィルハーモニア管とのスタジオ録音に先立つベートーヴェン3番
74年フィレンツェ五月音楽祭ライヴ驚愕の出現!!!
名手アリリオ・ディアスとの“アランフェス”も大注目!!!

フィレンツェ五月音楽祭レーベル「MAGGIO LIVE」よりリヒテルのお宝音源が登場!レパートリーを厳選し深淵な演奏を繰り広げたリヒテルが得意としたベートーヴェンの協奏曲3番、今までディスクの無かった74年ライヴ!指揮は音楽祭の芸術監督でリヒテルとの相性も抜群な巨匠ムーティ。モノラルではありますが音楽祭公式のリリースだけに音質も十分良好、力強い響きと熱気に満ち溢れた堂々たる大演奏がたっぷりとお楽しみ頂けます。リヒテルとムーティは77年にフィルハーモニア管と同曲をスタジオ録音しており大変な名盤として知られていますが、それに先立つ、しかもライヴ録音が聴けるとあって、これは凄まじい注目盤と言えましょう。当レーベルから2018年に発売された、リヒテルとムーティによるモーツァルトの協奏曲24番・27番(MAGGIO-022)は非常に大きな話題となりました。その続編と言うべき驚きのリリース、必携・必聴です!
カップリングはこちらも初出の注目音源。同じくムーティが指揮をし、ベネズエラの大ギタリスト、アリリオ・ディアスがソロを務めた73年のアランフェス協奏曲!セゴビアに学びクラシックギターの真髄を体現した名手が高らかに奏でるアランフェス、貴重なライヴ録音です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
(1)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
【演奏】
アリリオ・ディアス(ギター(1))
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(2))
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
【録音】
(1)1973年11月23日、(2)1974年11月2日/フィレンツェ、コムナーレ劇場

リヒテル&ムーティのベートーヴェン

【参考ディスク】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、アンダンテ・ファヴォリ
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リッカルド・ムーティ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1977・9・19,20 アビー・ロード・スタジオ,ロンドン

リヒテルのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番録音
左よりザンデルリング、アーベントロート、ペドロッティ、バルシャイ共演

アリリオ・ディアス

アリリオ・ディアスについて
アリリオ・ディアスは1923年11月12日、ベネズエラ北西部カロラ近郊の小村で11人兄弟の8番目として生まれました。子供の頃から音楽に興味を示した彼は、叔父よりギターを教えられ、10歳でアマチュア音楽家と合奏を楽しむまで上達しました。15歳のとき、ソルフェージュと和声を学び、16歳のときにはカロラに出て新聞の植字の仕事をしながらサクソフォンとクラリネットを学びました。1945年に首都カラカスに出て、ホセ・アンヘル・ラマス高等音楽院でラウル・ボルヘス(1882-1967)にギターを学びました。

1950年、ベエズエラ政府から奨学金を得てマドリード音楽院に留学、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981)に師事。同年よりヨーロッパでの演奏活動も開始しました。1951年には巨匠アンドレス・セゴビア(1893-1987)に師事するためイタリア、シエナのキジアーナ音楽院に入学。3年後にはセゴビアのアシスタントとなるほど、この巨匠の芸術と技法を学び取り、1964年まで務めました。

1964年から、彼の輝かしいコンサート・キャリアは始まりました。セゴビアの教えやヴィラ=ロボス、アントニオ・ラウロなどの重要な作曲家との交流により、彼の精妙な技巧は芸術的感性と組み合わさり、20世紀で最も有名なギタリストの一人となりました。彼はヨーロッパ諸国、日本、アメリカ、オーストラリアでコンサートを開き、世界的な名声を獲得しました。2016年7月5日、ローマで世を去りました。92歳でした。

1961年、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴは「祈りと踊り」を彼に捧げています。この後、多くの作曲家が彼に作品を捧げました。また、スカルラッティ、コルベッタ、ガリレイなどのバロック作曲家、バリオス、ラウロ、ソーホーなどの南米の作曲家の作品の紹介に尽力しました。彼は約30枚のディスクを録音し、そのうち10枚弱がCD化され、現在も聴き継がれています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

 
【参考映像】アリリオ・ディアスが弾くロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2楽章アダージョ(ピアノ伴奏)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年05月23日 00:00