「Joy of Bach」~オルガニスト中田恵子のデビュー盤はオール・バッハ・プログラム!
『オルガニスト中田恵子、何と溌剌とした息吹であろうか!バッハの躍動、ガルニエ・オルガンの輝かしさ、そして彼女の弾けるような、ひたむきな演奏が、この比類ないCDを作り上げている。』(鈴木雅明)
アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールの覇者、
中田恵子のデビュー盤はオール・バッハ・プログラム!
録音はBISの録音でもおなじみのハンス・キプファーが担当
2013年のアンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールの覇者、中田恵子がオール・バッハ・プログラムのデビュー盤「Joy of Bach」をリリースします。東京藝術大学大学院音楽研究科の修士論文では、J.S.バッハのトッカータハ長調 BWV564をめぐる演奏解釈を論じるなど、演奏だけでなくバッハ作品の造詣も深い中田。バッハへの敬愛を感じる充実の演奏を聴かせ、一音一音丁寧に紡ぎだされる音色で聴き手を魅了します。収録作品はトッカータとフーガニ短調 BWV565、小フーガト短調 BWV578、「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV645など誰もが耳にしたことのある名曲から前奏曲とフーガニ長調 BWV532、同ト長調 BWV550など、技巧的にして華やかな作品も収録しております。オルガンはフランス、ベルフォールにあるサン・ジャン教会に据え付けられたマルク・ガルニエ1984年製作を使用。澄みきった音色が教会に響き渡ります。また、当録音ではBISレーベルの数多くの名録音でも知られるハンス・キプファーが担当していることも注目です。バッハの大家、鈴木雅明氏も推薦する注目の録音が登場です!
中田恵子書き下ろしの日本語解説付の国内仕様盤(品番:KKC 6035)には当録音への思い、使用オルガンの写真、そして曲目解説付きです。
『“Joy of Bach”その想いは私がオルガンを始めた原点である。そしてバッハの音楽が今なお、私の魂を慰め喜びを与えてくれることに変わりはない。このCDを通して、皆様にバッハを純粋に楽しんでいただけたら嬉しい。楽器はフランス、ベルフォールのサン・ジャン教会にあるガルニエ・オルガンを選んだ。留学中に立ち寄り、その美しく、バッハの音楽に合う色彩豊かな響きに心を奪われた。』(中田恵子~ライナーノートより)
(キングインターナショナル)
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):
1.「来たれ聖霊、主なる神」によるファンタジア BWV651
2.-3.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
4.小フーガ ト短調 BWV578
5.-6.前奏曲とフーガ ト長調 BWV550
7.「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV645
8.トリオト長調 BWV1027a
9.-13.協奏曲 ニ短調 BWV596(原曲:A.ヴィヴァルディ RV565)
14.-15.前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
16.「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV622
【演奏】
中田恵子(オルガン/マルク・ガルニエ1984年製作)
【録音】
セッション録音:2016年9月/サン・ジャン教会、ベルフォール(フランス)
録音:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
「Joy of Bach」 / Keiko Nakata(organ)
ARC17008(CD)
ディジパック仕様
24bit/96kHz録音
63分56秒収録
上記の輸入盤国内仕様盤
J.S.バッハ:オルガン作品集 / 中田恵子(オルガン)
KKC6035 (CD)
輸入盤・日本語帯・解説付
【日本語解説:中田恵子】
中田恵子(オルガン)
東京女子大学文理学部社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を卒業時、修士論文ではJ.S.バッハ《トッカータ ハ長調》(BWV564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌JAPAN ORGANIST第38巻に掲載される。その後渡仏。パリ地方音楽院で研鑽をつみ、審査員満場一致の最優秀の成績で演奏家課程を修了。これまでにオルガンを湊恵子、三浦はつみ、廣野嗣雄、廣江理枝、クリストフ・マントゥの各氏に師事。チェンバロを大塚直哉、鈴木雅明、ノエル・スピートの各氏に師事。フランスのビアリッツにて行なわれた第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールにて優勝。併せて優れた現代曲解釈としてGiuseppeEnglert賞を受賞する。帰国後はヨーロッパ、ロシアでの演奏ツアーなど、国内外で幅広い演奏活動を
行う。2016年. 2017年、水戸芸術館「幼児のためのパイプオルガン見学会」のオルガニスト、2016年.2019年、東京芸術大学教育研究助手を務める。国際キリスト教団代々木教会パイプオルガンクラス講師。日本基督教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト、玉川聖学院オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。
arcantus(アルカントゥス) ~新規レーベル
エウゼクティヴ・プロデューサー、マルティン・ナゴルニとファビアン・フランクにより立ち上げられたドイツ、ブレーメンの新興レーベル。レパートリーはバロックから現代音楽まで、演奏形態はソロからオーケストラまで幅広いジャンルの録音をリリース。音質のこだわりを持ち、すでにヨーロッパでは録音の面でも高い評価を得ている。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年05月28日 17:30