Enrico Rava(エンリコ・ラヴァ)とJoe Lovano(ジョー・ロヴァーノ)による2018年のライヴ録音作品『Roma』が〈ECM〉より登場
イタリアのジャズの重鎮、トランぺッター、エンリコ・ラヴァとシチリアに先祖を持つアメリカ人ヴェテラン・テナー・サックス奏者、ジョー・ロヴァーノの2018年11月にローマのオーディトリアム・パルコ・デラ・ムジカで行われたライヴ録音作品。
叙情的なピアニストのジョヴァンニ・グイディ、ダイナミックなドラマーのジェラルド・クリーヴァー、ベースの名手デズロン・ダグラスのクインテットの編成。
エンリコのオリジナル複雑なオリジナルM-1,M-2、ロヴァーノの元気なテキサス・ブルースM-3など、2人のバンド・リーダーのお気に入りのオリジナルを中心に収録。また、M-5でロヴァーノの"Drum Song"からコルトレーンの"Spiritual"、そして"Over The Rainbow"のというモダン・ジャズの歴史をたどるような強力なメドレー!
長い間お互いを知っていた巨匠2人だが、一緒にプレイしたことはほとんどなかったというが、二人とも伝統を意識した音楽冒険家であり、共有している美的感覚に基づきアートを追求している。ロヴァーノは、1970年代に初めてラヴァを聴いたことを思い出し次のようにコメント。「彼の音を聴くとMiles Davis, Chet Baker, Art Farmer, Kenny Dorham, Dizzy Gillespieの音楽への愛が感じられる一方、もう一方でDon Cherryのような音楽も好きだということが手に取るようにわかるんだ。そういったオープンさとジャズへの大きな情熱が僕にも刺激を与えてくれるんだ。だから僕は何年もの間いつか一緒に最終的に共演するものだと思っていたのさ。そして今回このアルバムに関してとても満足しているよ。」
【収録曲】
1.Interiors
2.Secrets
3.Fort Worth
4.Divine Timing
5.Drum Song / Spiritual / Over The Rainbow
タグ : ECM
掲載: 2019年09月06日 15:36